スケジュール管理はもちろん、データをまとめるデータベースとしての機能もある「Notion(ノーション)」。
この記事では、Notionでウェブサイトのページをウェブクリップする方法と活用方法、活用例について解説していきます。
Contents
Notion(ノーション)にウェブクリップを導入すると出来ること
Notionにウェブクリップを導入して利用することで、例えば自分のNotionページにレシピや面白い読み物などをまとめておくことが可能です。
ウェブクリップをしておけば、文章や画像で簡素な内容でまとめておくことが出来るため、後で見たときにどういった内容かすぐに判断できるようになります。
また、保存しておけばその情報がそのサイト上から消えたり、そのサイトが削除されてしまったりしたとしても、自分のNotion上には残るというメリットもあります。
つまり、非常に分かりやすく優秀な「後で見るリスト」や、趣味などの知識がまとめられているサイトページをまとめた「まとめのまとめ」などが作成できるということです。
NotionのWebクリッパーのメリット・デメリット
メリット
- 様々な見た目にできる
- デザインが綺麗
- データベースとしてまとめられる
- 並び替えやフィルターなどにもかけられる
- すぐにウェブクリップできる
- 使えるデバイスが多い
Notion独自のメリットに加え、ウェブクリップすることでクリップ先のサイトが消えてもコンテンツがなくならない、ブックマークと情報を同じページで管理できる、Notionの検索の対象にすることができる、情報を共有しやすくなるなどのメリットもあります。
デメリット
- ワンタッチではない
- Webクリップを導入する必要がある
- Chromeとfirefoxのみ対応(ブラウザ版)
- レイアウトが崩れることがある
Notionのウェブクリップ機能は、Chromeとfirefox、iOS版の場合はSafariとChromeでしか利用できません。
スマホアプリ版であっても、ブラウザを通しての利用となるため、該当のブラウザを導入しウェブクリップする必要があります。
他のウェブクリッパーと比較して
他のウェブクリッパーと比較してみました。
項目/アプリ | Notion | Evernote | Scrapbox |
月額料金 | 無料~10ドル以上 | 無料~600円 | 基本的に無料(ビジネス用1,000円のプラン有り) |
デバイス対応 | PC/タブレット/スマホ | PC/タブレット/スマホ | ブラウザ版のみ |
データベース機能 | ◎ | 〇 | 〇 |
ウェブクリップ | 〇 | 〇 | 〇 |
備考 | クリップするページによってはレイアウトが崩れる | Notionほど多機能ではない | ブラウザでのみの取り扱い |
ウェブクリップ機能を持っているデータベース、メモアプリはたくさんあります。
メモアプリでウェブクリップ機能を使う場合、データベース状態にしてまとめるというケースが多いため、この項目では各アプリのデータベース機能のスペックについても解説していくことにします。
Notionと比較してみると、Evernoteは基本的なデータベース機能しかないため、ウェブクリップした後にまとめるとき機能不足に陥るケースもあり得るでしょう。
Scrapboxもウェブクリップが可能でデータベースのようにまとめることができますが、ブラウザ版しか取り扱いがないというデメリットがあります。
Notionは、簡単にウェブクリップできデータベースとしてまとめる機能があります。
そして、綺麗にまとめることができ、まとめるときのデザインも様々な見た目に変えることが可能です。
しかし、反面ウェブクリップしたページによっては画像が上手く保存できなかったり、レイアウトが崩れてしまったりするケースもあります。
今後のアップデートによりこうした不具合が修正されることが期待されます。
Notion、Evernote、Scrapboxの詳しい比較については下記の記事をご覧ください。
【2021年最新】Notion(ノーション)の使い方を解説!
Notion(ノーション)でウェブクリップを使う方法
Notionでウェブクリップを使う方法について解説していきます。
ウェブクリッパーの導入方法(ブラウザ)
Notionのウェブクリップ機能は、ブラウザ版Notionでないと利用できません。
また、ウェブクリップ機能を利用するときは、拡張機能を利用する関係上、ブラウザからウェブクリップします。
パソコン版はChromeまたはfirefox、iOS版はSafariまたはChromeでしかウェブクリップ機能が利用できないため、導入していない場合はインストールする必要があるでしょう。
firefox版の拡張機能をインストールしたいときはこちら、Chrome版の拡張機能をインストールしたいときはこちらから可能です。
今回は、Chrome版で試してみます。
まずは、Chrome版のNotion Web Clipperにアクセスし、Chromeに追加をクリックしてください。
ポップアップが表示されるので拡張機能を追加をクリックすればOKです。
拡張機能の有効化や無効化に関しては下記の記事をご覧ください。
ウェブクリップする方法(ブラウザ)
ウェブクリップしたいページを見つけたらアイコンから「Notion Web Clipper」横にあるアイコンをクリックしてください。
次にNotionのページに移ります。
Notionを開いたら、Notionアイコンを選択しましょう。
ウェブクリップを貼り付けたいページを選択します。
なお、「New links datebase」では新規ページを作成してウェブクリップを貼り付け可能です。
貼り付けたいページが決まったらSave pageを押せば保存できます。
一度、この手順でウェブクリップすればNotionアイコンからウェブクリップできるようになります。
こちらからウェブクリップすると、指定したNotionのページに自動的に追加されていきます。
ウェブクリップする方法(iOS版)
iOS版でウェブクリップしたいときは、SafariまたはChromeを起動してください。
保存したいページで共有アイコンをタップしましょう。
シェアシートが開かれたら・・・を選択してNotionを有効にします。
Notionがシェアシートに表示されるので、Notionアイコンをタップし、ページタイトルや保存先のワークスペースやページを選択して保存を押せばOKです。
ウェブクリップする方法(Android版)
Android版は、ブラウザの共有機能に自動的に追加されます。
そのため、iOSのように特別な設定は必要ありません。
Chromeでウェブクリップするときは、追加したいページで共有アイコンをタップしてください。
シェアシートには最初からNotionが表示されています。
Notionアイコンを選択し、ページタイトル、保存先のワークスペース、ページを選び保存をタップしましょう。
ウェブクリップしたページを閲覧する方法
ウェブクリップしたページを閲覧したいときは、その画像やテキストにカーソルを合わせてOPENをクリックすればOKです。
保存したページをそのまま読むことができます。
Notion(ノーション)でウェブクリップを管理する方法
Notionでウェブクリップを管理する方法について解説していきます。
ウェブクリップはデータベース管理がおすすめ
ウェブクリップをまとめるときは、データベース管理すると後から見直すときに便利です。
というのも、データベース管理しておくと、後から情報を検索したり、フィルターにかけたりしやすいからです。
データベースの作成のやり方については下記の記事をご覧ください。
【2021年最新】Notion(ノーション)の使い方を解説!
情報のまとめならTableもまとめやすい
情報をまとめたり、情報のまとめとスケジュールを足したりしたような内容ならTableを使ってページを作成すると良いでしょう。
ページ作成の方法に関しては下記の記事をご覧ください。
【2021年最新】Notion(ノーション)の使い方を解説!
レシピのまとめならGalleryを利用する
レシピなど画像をメインにページをまとめたいなら、「データベース」の「Gallery」でページ作成しても良いでしょう。
非常に見栄えが良く、完成図が分かりやすいページが作成できます。
ウェブクリップのまとめページ作成例
料理のレシピとその製作日、製作したかどうかのステータスをまとめたページを作成してみました。
レシピまとめであれば「Gallery」を利用しても良いのですが、今回は製作のスケジュールをメインとしたため「Table」を使って作成しています。
データベース化して分類や検索ができる
データベースでウェブクリップまとめページを作成することで、後から情報を検索したり、フィルターにかけやすくしたりできます。
データベースには、「Table」「Gallery」「Board」「List」「Calendar」など様々なものがあるため、あつめる情報によって使い分けてみると良いでしょう。
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