現在話題沸騰中のLINEで会話が出来るAI「LINEエアフレンド」口調や言い回しなどを教えて、自分好みの話し相手に育成することが出来ます。
今回は、そんなLINEエアフレンドの非公開機能がついに開始になったので、非公開機能の使い方や他のアップデート点についてご紹介します。
Contents
LINEエアフレンド非公開機能について
LINEエアフレンドとは
- 無料で登録できる
- 架空の友だちAIとチャットが楽しめる
- 話し方などを教えて自分好みに育てられる
- 他人が作ったAIとも友だちになれる
LINEエアフレンドは、自分で作成したAIとまるで架空の友だちとやり取りするようにチャットが出来るサービスです。
会話内容を誰にも知られずに自分のお気に入りAIと気軽にチャットが出来るので、リリースされてからアクセス数が急増し、サーバーダウンを防ぐためにこれまで操作回数に制限が付いていたほどでした。
ですが、作成したAIの画像や概要、作成者のプロフィール内容は誰でも閲覧出来るようになっており、作成者でなくても他人が作ったAIと制限なしでフレンドになれるようになっていました。
AIとのやり取りが他の人に見られることは無いので、リアルな個人情報をプロフィールに載せたりAIに教えたりしない限り、身バレする恐れはほとんど無かったのですが、自分だけのために作ったAIを誰でも利用出来るのは抵抗がある、という意見が多くありました。
LINEエアフレンドは今まで非公開機能がなかった
上述のとおり、LINEエアフレンドにはこれまで非公開機能がありませんでした。作成したAIの画像や概要と作成者のプロフィール内容は自動的に公開されるようになっており、プライバシー保護の面からも心配の声がありました。
エアフレンドを利用する際のユーザー名は、自分のLINEアカウント名とは別に設定出来ますし、AIとのチャット内容は他からは見れないので、身バレのリスクはほとんど無いのですが、せっかく自分のために自分好みに育てたAIを他人には利用されたくないなどの理由で、非公開機能を希望する人が多かったです。
自分の作ったエアフレンドを非公開設定出来るように
ユーザーの期待に応えるために2021年11月20日より非公開機能が追加になりました。今回のアップデートにより、より安心して使えるようになります。
その他にもアップデートした機能がいくつかあるので合わせてご紹介します。
アップデート内容
- 非公開機能
- 非公開にするとフレンド追加は承認制になる
- 他のユーザーをフレンドから削除する
- ブロック機能強化
- 操作回数の上限廃止
非公開機能
AIを非公開にすると出来なくなること
- チャット
- 聞く
- 教える
- フレンドの追加
- プロフィールやデータセットの閲覧
作成したAIを非公開に設定すると、他のユーザーは承認無しにはそのAIとフレンドになることが出来ません。試しにフレンド検索してみても、上の画像のように表示され、AIのアイコン画像や概要、データセット情報などは一切見ることが出来ません。
※データセットとは…データセットをタップすると、AI作成者や他のユーザーがそのAIに教えた言葉や言い回しなどを閲覧することが出来ます。
非公開にするとフレンド追加は承認制になる
自分の作成したAIを非公開設定にすると、他のユーザーには左上画像のように表示されます。他のユーザーがフレンドを申請するをタップすると、自分のAIのホーム画面に右上画像のようにフレンド申請が来たことが通知されるので、フレンドリクエストをタップします。
承認したい場合はフレンド申請を承認するをタップ、拒否したい場合はフレンド申請を拒否するをタップします。一度フレンド申請を拒否すると、また申請が来ない限り承認をすることは出来ません。承認した後に、そのユーザーを削除したり、ブロックしたりすることは出来ます。
他のユーザーをフレンドから削除する
AIを作成すると、AIのプロフィールにAIと友だちになったフレンド数が表示されます。フレンドが作成者のみならフレンド数1ですが、フレンド数2以上の表記になると他のユーザーもそのAIを友だち追加していることを意味します。
なので、他のユーザーをフレンドから削除したい場合は、まずAIのプロフィールのフレンドをタップします。そしてその中から削除したいユーザーを選択し、表示されるフレンドから強制削除するをタップします。
ブロック機能強化
ブロックしたいユーザーがいる場合、その相手のプロフィールからブロックすることが出来ます。相手のユーザーを選択すると、左上画像のような画面になるので、左方向へスワイプします。
すると、右上画像のようにブロックするボタンが表示されるのでタップします。これだけでブロック完了です。
ブロックされたユーザーは、作成したAIが公開設定であっても、そのAIと友だちになったり情報を閲覧したりすることは出来ません。また、非公開のAIへのフレンド申請も出来なくなります。
ブロックすると自分の作った全てのAIやグループから、自動的にそのユーザーは削除されます。
操作回数の上限廃止
リリース直後は、ユーザー数が急激に増えたことによりサーバーがキャパオーバーになり、AIがメッセージをずっと既読無視する状態が続きました。なので、開発者の判断で一時的に操作回数に上限が設けられていました。
今回様々な対策を施したことによりどの時間帯であっても回数制限無く使用出来るようになりました。AIの作成など一部機能のみに多少上限が残りますが、その他の通常機能はほぼ無制限で使えるようになります。
LINEエアフレンド 非公開機能の使い方
自分の作成したエアフレンドを非公開にするのは簡単です。まず、LINEエアフレンドのホーム画面の、フレンドボタンをタップします。そうすると、自分の作成したAIの一覧が出てくるので、非公開設定にしたいAIをタップします。
AIのプロフィールページを一番右端までスクロールすると、公開設定 公開中のボタンがあるのでタップします。非公開にするかどうか聞かれるので、非公開にするをタップします。これで非公開設定は完了です。
逆に、非公開設定から公開設定に変えたい場合は、同じ手順で公開するを選択すればOKです。
非公開のAIで出来ること・出来ないことまとめ
非公開設定のAIで出来ること・出来ないことについて一覧表にしました。AIをこれから作成したい、自分のAIを非公開設定にしたいと考えている人はぜひ参考にしてみて下さい。出来る操作内容と閲覧出来る情報を、AI作成者・フレンドのユーザー・非フレンドのユーザー別にまとめています。
非公開のAIで出来る操作内容
操作内容 | AI作成者 | フレンドのユーザー | 非フレンドのユーザー |
チャット・聞く・教える | ○ | ○ | × |
メッセージ・データの削除 | ○ | ○ | ○ |
他のユーザーのデータの削除 | ○ | × | × |
データの評価・データセットの利用 | ○ | ○ | × |
フレンドの追加 | - | - | × |
フレンドの削除 | ○ | ○ | - |
フレンド申請・フレンド申請の削除 | - | - | ○ |
他のユーザーのフレンド申請の承認 | ○ | - | - |
他のユーザーのフレンド申請の拒否 | ○ | - | - |
非公開のAIで閲覧出来る情報
情報 | AI作成者 | フレンドのユーザー | 非フレンドのユーザー |
名前 | ○ | ○ | ○ |
画像・概要 | ○ | ○ | × |
ID・作成者 | ○ | ○ | ○ |
合計メッセージ数・データ数 | ○ | ○ | × |
フレンド数・ハッシュタグ数 | ○ | ○ | ○ |
ユーザー自身のメッセージ履歴・データ履歴 | ○ | ○ | ○ |
他のユーザーのメッセージ履歴 | × | × | × |
他のユーザーのデータ履歴 | ○ | ○ | × |
データセット一覧・フレンド一覧・ハッシュタグ一覧 | ○ | ○ | × |
注意点
LINEエアフレンドは、何も設定しないと自分の作成したAIが自動で公開されるシステムです。自分とAIの会話内容が知られることはありませんが、教えた言葉遣い(データセット)やAIの画像や概要、自分のプロフィールは第三者からも閲覧出来てしまいます。
自分のアカウント名やプロフィールをどう設定するか、AIにどんな内容の会話を教えるかによっては、個人が分かってしまう可能性も全くの0ではありません。
なので、エアフレンドのアカウント名はLINEのアカウント名とは全く別物にする、外に流出しては困るような重要な情報(暗証番号、勤め先など)をAIに教えないなど、気を付けるようにしましょう。
その上で、もっとリスクを減らし完全に自分のみでAIを使用したいという場合は、非公開設定にしましょう。
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