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Google chromeで画像にモザイクがかかる不具合の原因と対処法


今やパソコンスマートフォンを問わずに高いシェア率を誇るGoogle Chrome(グーグル クローム)ですが、一部のユーザーの間で画像がモザイク化してしまう不具合が発生しています。

一部のサービス内やサムネイルで画像がカラフルなモザイク状に表示されるこの症状について、原因や対処法を徹底解説していきます。


Google Chromeで画像にモザイクがかかる不具合の詳細

ウェブブラウザGoogle chrome内で一部画像がモザイクが掛かる不具合は、全ての利用者が陥っているわけでもなく、限られたアプリケーションやサービス内で起こっていることであることがわかっています。

特に多く報告されている不具合の発生場所は、「Twitter」「YouTube」「Google画像検索の一覧(サムネイル)」などが目立っているようです。

TwitterやYouTubeのサムネイルがぼやけてしまう症状が発生中

画像にカラフルなモザイクがかかってしまう症状が確認されているのは以下のサービス内です。

不具合が発生しているアプリ

  • Twitter(特に多い)
  • YouTube
  • Googleの画像検索
  • 一部ブラウザで行うソーシャルゲーム

一方で同じchromeを使用していても、全くバグが起こらないサービスもあるようで混乱を招いている様子がうかがえます。

また、不具合が発生した際に有効な「再起動」などもあまり効果が得られず、対処法に悩む利用者が後を絶たないのが現状です。

Edgeやsafariなど、他のウェブブラウザでは発生していない

上記で記したようなバグが多く発生しているアプリやサービスであっても、ウェブブラウザを「Microsoft Edge」や「safari」などを利用して開くと全くモザイク化しないことがわかっています。

この点を踏まえて考えると、原因はGoogle chromeそのものにあるのでは、と結論付けられています。

急いで改善したい場合は

Google chromeを使ったままモザイク化を改善する方法は以下の項目でご紹介しますが、「設定を変えることに抵抗がある」「根本的解決ではない」「別の不具合発生の可能性」もあることから、現状の対策として一番理にかなっているのは、「違うウェブブラウザを使うこと」であるといえます。

使い勝手が異なるので、違和感を感じるかもしれませんが、chrome側がバグ改修を行うまでは一番理想的な対処法でしょう。

Chromeの画像がモザイク状になる原因

画像のモザイク化が発生しているポイントが非常に局地的かつchrome内ばかりであることから、原因はGoogle chrome内にあると考えてまず間違いないでしょう。

またバグが発生し始めたタイミングも、アプリアップデート直後からであることから、新バージョンリリース後によくある不具合の可能性が濃厚です。

chromeの一時的な不具合

chromeが新バージョン以降に多発している今回のバグは、従来のバージョンであれば問題なかった仕様が新バージョンに切り替わったことで何らかのバランスが悪くなり、表示上に問題が出ていると思われます。

「一時的」とはいえアプリそのものに問題があるので、新バージョンがリリースされるまではこの状態が続くと考えられます。

不便な場合は以下の方法で設定の変更を行ったり、違うブラウザを使うなど自分で対処を行いましょう。

chromeの設定上のバグ

以上で触れた通り、chromeが新しいバージョンに切り替わったことをきっかけに起こり始めた今回のバグの原因に「ハードウェアアクセラレーション」が関係しています。

ハードウェアアクセラレーションとは

聞きなれない方が多いと思われる「ハードウェアアクセラレーション」とは、簡単に説明すると人間でいう脳にあたる「CPU」への負荷を軽減し、よりスムーズに画像の処理をスムーズにし、システム全体の性能や効率を向上させる技術を指します。

一見優秀な仕組みですが、この「ハードウェアアクセラレーション」を使用すると稀に表示崩れや、バッテリーの消費が早くなるなどの不具合を発生させてしまうきっかけになる場合があります。

また、「ハードウェアアクセラレーション」をスムーズに運用するためには「GPU」と呼ばれる大量の画像処理を担当する部分が必要になります。

もし使用している端末にGPUが搭載されていない場合は、これも不具合の原因に繋がることがあります。

便利なはずの「ハードウェアアクセラレーション」とchromeとのバランス均衡が崩れると、顕著として表示に表れてしまうことがわかります。

パソコンのスペックがchromeに追いついていない

Google chromeは非常に多機能で便利な反面、「年々容量が重くなっている」「処理するために、デバイスそのものに高い性能を求められている」と評されることが増えてきました。

つまり、比較的新しいデバイスであればchromeの機能にも追いつけますが、一昔前の端末やCPU等に不調を抱えているデバイスだと、処理が追い付かずに表示に問題が起きやすいと考えられます。

そもそも表示自体に長い時間を必要としたり、ページそのものを読み込まないなども問題も起きやすくなってしまうので、端末の性能や環境を定期的に見直すことも大切になっています。

Chromeの画像がモザイク状になったときの対処法

以上でも触れた通り、今回の画像やサムネイルの一部がカラフルなモザイク化する原因の多くがGoogle chrome側にあると考えられています。

近日中にバグを修繕した新しいバージョンがリリースされると考えられますが、それまでは以下の方法を取って対策と対処を行いましょう。

ハードウェアアクセラレーションを無効化する

chromeを継続使用する場合、最も有効なのは「ハードウェアアクセラレーション」の設定を無効化(OFF)にすることです。

ただし、この方法は根本的解決ではなく、場合によっては無効化することで「画像の読み込み速度が各段に遅くなる」「Google3Dマップが使えなくなる」などの、別の問題も発生してしまいます。

画像処理速度軽減を図っていた機能を無効化するので仕方ない節がありますが、以上の問題を理解した上で設定を変更しましょう。

ハードウェアアクセラレーションを無効化する手順

Google chromeを開いている状態で右上に表示されているをクリックします。

開いたウィンドウから設定を選択してください。

詳細設定からシステムを選択してください。

次に、「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」のチェックをOFF(グレー)にします。

再起動ボタンをクリックし、パソコンを再起動したら完了です。

一時的に他のウェブブラウザを使う

chromeを使うことにこだわりがない場合は、Microsoft Edgeやsafari、ファイヤ―フォックスなど、他のウェブブラウザで一時的にしのぐ方がデメリットが少ない場合もあります。

解説してきた通り、「ハードウェアアクセラレーション」を無効化することで、ぺージ読み込みが遅くなるため、ブラウザでゲームをしているプレイヤーからは不便であるというコメントが多く挙がっています。

普段からゲームや画像の読み込みをあまり行わない場合はchromeのまま「ハードウェアアクセラレーション」を無効化して対応することも有効ですが、根本的な解決ではありません。

chromeがバグを修正するまで、一時的に他のウェブブラウザを使った方がストレスを感じにくいかもしれません。

ハードウェアアクセラレーションを無効化すると、不便になる場合がある

「ハードウェアアクセラレーション」は画像の処理速度を向上させるための機能であることから、無効化するとどうしてもシステムやCPUに負荷がかかりがちになってしまいます。

このため、ハードウェアアクセラレーションを無効化したユーザーの中には「3Dマップが表示されなくなってしまった」「一部のゲーム(特にDMM系)の読み込みや操作速度が重くてやりにくい」などの不満も集まっています。

今回のchrome内の一部画像がモザイク化する現象は、いずれ公式からしっかりとした改修や修正が入ると予想されます。

多くのユーザー間で同時多発的に発生しているので、修正されたアプリのリリースまでそう長い時間が発生することはないと予想されますので、情報収集をしながら気長に待っていましょう。

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