デフォルト設定の状態で精度の高いブロック広告が魅力的なブラウザアプリBrave。
この記事では、Braveの詳細や使い方、知っておくと便利な設定方法などについて解説していきます。
Braveの詳細について
Braveは広告のブロック機能がデフォルトで搭載されており、その精度も高いと評判のブラウザアプリです。
類似サービスと比較
Braveと類似サービスを表で比較しました。
項目/アプリ | Brave | Google Chrome | Microsoft Edge |
広告オフ | ◎ デフォルト設定で広告オフ | 〇 設定で可、拡張機能 | 〇 設定で可、拡張機能 |
ブラウザ付属のウォレット | 〇 | ー | ー |
拡張機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
広告表示で収益化 | 〇 | ー | ー |
表示スピード | ◎ | 〇 | 〇 |
ビデオ通話 | 〇 | 〇 | 〇 |
Playlist(オフライン再生) | 〇 | ー | ー |
バックグラウンド再生 | ◎ | 〇 | 〇 |
Braveは広告などの表示をブロックしてくれるため、表示スピードが速くなり、通信量もカットしてくれます。
また、他のブラウザアプリと比較すると、特にブラウザにそのまま付属しているウォレット機能で安全に仮想通貨の運用が出来ることやデフォルトで様々な広告をカットしてくれる、広告を表示させると仮想通貨が貰えるといった魅力があります。
Braveの使い方
Braveの基本的な使い方について解説していきます。
初期設定
デスクトップ版Braveの場合は、インストール後初期設定が始まります。
なお、ウェルカムツアーをスキップするからスキップが可能ですが、後で設定しようとすると設定から一つずつ行わなくてはいけないため、面倒くさくてもスキップせずにウェルカムツアーで設定することをお勧めします。
初期設定の手順は、まずは…からインポートしますを選択し、インポート先をクリックしインポートを押し次へでページを進んでください。
次に進んだら次へをクリックします。
デフォルトの検索エンジンの設定を行います。
検索エンジンを選択するを押してデフォルトにしたい検索エンジンを選んだらに設定するをクリックし完了を押しましょう。
お勧めはGoogle(デフォルト)です。
最後に次へを押せば初期設定が完了します。
トップ画面
デスクトップ版Braveのトップ画面と操作方法は下記の通りです。
トップ画面
①ブロック済の広告
②節約したデータ使用量
③節約できた読み込み時間
④クリックするとそのサービスにアクセスできる
⑤Brave News
⑥現在の時間
⑦Brave Talk(ビデオ通話)の表示/非表示
⑧Brave Rewards
⑨カスタマイズ(背景画像や統計データ、トップサイト、時刻表示などの設定)
⑩設定
⑪ブックマークの表示と管理
⑫サイト履歴の表示や確認
⑬Brave Talk(ビデオ通話)
スマホアプリ版Braveのトップ画面と使い方については下記の通りです。
トップ画面
①ブロックされた数、節約できた通信量、節約時間
②アイコンをタップするとそのサービスにアクセスできる
③Brave News
④シールド
⑤Rewards(チップを送るなど)
⑥検索窓
⑦ホーム
⑧ブックマークする
⑨検索する
⑩タブ
⑪設定
Brave Rewardsで仮想通貨を稼ぐ
Braveには、Brave Rewardsという広告を見て仮想通貨を稼げる機能が備わっています。
Braveの利用頻度によっては、日本円にして月1,000円ほど稼ぐユーザーもいるそうです。
なお、Rewardsを有効化することによって広告が表示されるようになるため、広告をオフにするためにBraveを利用しようと考えている場合はこの機能はオフにしておくことを推奨します。
有効化
Brave Rewardsを有効化するには、Rewardsの利用開始を選択し、クイックツアーを見てみましょうをクリックして最後までページを見て有効化してください。
また、最後まで見るのが面倒という場合は、今はスキップを押しましょう。
なお、獲得した仮想通貨は翌月の5日に反映されます。
無効化
一度有効にしたBrave Rewardsを無効化するには、Rewards設定を選択しBraveプライベート広告をオフにしてください。
広告の頻度を変える
広告の頻度はある程度設定することが可能です。
ただし、1時間に0件~10件までの設定となっており、短時間にこれ以上の広告を表示させ更なる収益を得るといったことは出来ません。
頻度を変更するには、Rewards設定を選択し「Braveプライベート広告」の横にある設定メニューを選択してください。
1時間に0件~10件まで指定することが可能です。
好みの頻度を選択しましょう。
チップを送る
Brave Rewardsでは、ネット上でサービスを提供している相手に対してチップを送ることが可能です。
ただし、相手もBrave Rewardsユーザーでないとチップは送れません。
チップを送りたい相手のサービスにアクセスし、Rewardsアイコンを選択したら、設定またはチップを送るをクリックしてください。
送りたいチップ数を選択し毎月のチップを設定をクリックしましょう。
なお、毎月ではなく一回限りのチップを送りたい場合はワンタイムチップを選択します。
なお、Rewards設定から、一回限りのチップは「チップ」、毎月支払っているチップに関しては「毎月のチップ」から送った相手とチップ数の確認が可能です。
広告をオフにする
Braveはインストールしてデフォルトのまま利用すれば広告はオフになっています。
ただし、Brave Rewardsという機能を利用すると、広告が表示されるようになる代わりに仮想通貨が稼げるようになります。
詳しくは【Brave Rewardsで仮想通貨を稼ぐ】を参考にしてください。
なお、Rewards以外で手動で広告をオンにしてしまった場合に広告をブロックするには、シールドアイコンを選択し、Brave Shieldsをオンにします。
さらに、詳細設定を選択しトラッカーと広告をブロックをタップしてください。
トラッカーと広告をブロック(アグレッシブ)またはトラッカーと広告をブロック(標準)を選択し完了をタップしましょう。
なお、後者であってもYouTubeの動画広告なども弾いてくれるためトラッカーと広告をブロック(標準)で十分かと考えられます。
日本語翻訳する
日本語翻訳機能は、iOS版、Android版、デスクトップ版に実装されていますが、順次実装なので、もし表示がない場合は実装されるまで待つ必要があります。
なお、デスクトップ版Braveで日本語翻訳するには、文Aを選択し日本語をクリックするようにしましょう。
アプリ版で翻訳するには、メニュータブから翻訳を選択してください。
翻訳メニューが表示されるので日本語をタップすることで日本語に訳せます。
別の言語に翻訳する
Braveの翻訳機能は日本語以外にも翻訳することが可能です。
日本語以外の言語に翻訳するには、文Aアイコンを選択し三メニューをクリックしてください。
別の言語を選択をクリックします。
翻訳先の言語(日本語)を選択し、翻訳されて表示させたい言語を指定してください。
翻訳をクリックすればOKです。
英語を常に翻訳する
英語で表示されているサイトやサービスを常に指定した言語に翻訳したい場合は、文Aアイコンを選択し三メニューをクリックしてください。
英語を常に翻訳をクリックし、横にチェックが付いている状態になればOKです。
英語を常に翻訳しない
逆に英語のページを常に翻訳しないようにすることも可能です。
この設定をオンにするには、文Aアイコンを選択し三メニューをクリックしてください。
英語を翻訳しないをクリックし、チェックアイコンが付いていればOKです。
英語以外の言語を翻訳する
英語以外の言語を翻訳したい場合は、文Aアイコンを選択し三メニューをクリックしてください。
英語のページではない場合をクリックします。
「翻訳するページの言語」の下に表示される言語(英語)を選択し、翻訳したい言語(翻訳したいページの言語)をクリックしましょう。
最後に完了をクリックすればOKです。
バックグラウンド再生する
Braveはバックグラウンド再生出来るようにする設定があり、これを利用することで無料版YouTubeアプリでは利用出来ないバックグラウンド再生が可能になります。
バックグラウンド再生の設定をオンにするには、メニュータブから設定を選択しバックグラウンドでの動画再生をオンにしてください。
今すぐ起動または後でを選択すればOKです。
Brave ウォレット
Braveウォレットを有効化することで、暗号資産の保管やパフォーマンス追跡などが可能となります。
Braveウォレットを有効にするには、メニュータブからウォレットをタップしてください。
開始するを選択します。
パスワードを入力して続けるを選択し項目にチェックを入れて続けるをタップしましょう。
リカバリーフレーズのスクショなどを保存して続けるをタップしてください。
最後に先ほど表示されたリカバリーフレーズの認証を行います。
先ほど表示された順番通りにフレーズを選択し認証するをタップすればOKです。
検索する
デスクトップ版Braveで検索するには、検索バーにキーワードやURLを入力しEnterキーを押すだけです。
なお、アプリ版Braveで検索するには、検索バーを選択しキーワードやURLを入力したら実行をタップしてください。
または、検索タブを開くと自動的に検索窓とキーボードが表示されるため、キーワードやURLを入力して実行をタップしましょう。
ブックマーク
ブックマークでは気に入ったサービスやページを保存しておけます。
ブックマークする
デスクトップ版Braveでブックマークする際は、左上にあるブックマークアイコンをクリックしましょう。
アプリ版でブックマークしたい場合は、ブックマークアイコンをタップするだけです。
ブックマークアイコンが赤くなっている状態だと、そのページがブックマーク保存されている状態ということになります。
ブックマークから外す
ブックマークから外したい場合は、再度ブックマークアイコンをタップするようにしてください。
赤いマークが無色になればブックマークが外れています。
なお、ブックマーク一覧からブックマークを削除したい場合は、メニュータブからブックマークを選択し、ブックマークを外したい項目の横にあるメニューをタップします。
削除を押せばOKです。
ブックマークを見る
ブックマークの一覧を見るには、メニュータブを選択しブックマークをタップしてください。
ブックマーク一覧が表示されます。
編集
ブックマークの一覧ページからはブックマークの編集が行えます。
ブックマークの横にあるメニューから選択、編集、移動、削除が可能です。
選択を選ぶことで複数のブックマークを指定して削除や移動などが行えます。
編集を選ぶことでブックマークの名前やフォルダ、URLなどを編集可能です。
移動を選ぶと、指定したブックマークフォルダに移動出来ます。
なお、ブックマークの長押しで複数選択が出来るようになります。
タブ
Braveにもタブ機能があり、切り替えやグループにまとめることが可能です。
タブを表示するには、タブアイコンをタップしてください。
新しくタブを立ち上げる
新しくタブを立ち上げたい(追加したい)場合は、+アイコンをタップしてください。
グループにする
タブをグループ化するには、メニューアイコンを選択しタブをグループ化をタップしてください。
まとめたいタブを選択してグループ化をタップすることでグループ化可能です。
並び替え
タブの並び替えをしたい場合は、移動したいタブをロングタップしながら、移動したい場所まで動かすことで可能です。
Brave Talk
Brave Talkはアップグレード前のものだと、最大4人参加出来るビデオ通話サービスです。
デスクトップ版Braveにのみ実装されている機能で、利用するにはBrave Talkを選択し、無料通話を開始する(4名まで参加可能)をクリックしてください。
マイクやカメラを許可するから許可します。
名前を入れてミーティングに参加をクリックしましょう。
Brave Talkの操作方法は下記の通りです。
ダウンロード
アプリなどを各公式サイトにアクセスした際にインストールできます。
インストールするには、インストールアイコンを選択しインストールをクリックしましょう。
スマホアプリ版Braveでダウンロードしたい場合は、メニュータブからダウンロードアイコンを選択し、開くをタップすることでダウンロードしたファイルが開けます。
プライベートタブ
プライベートタブを利用することで、ウィンドウを閉じたときにネットの閲覧履歴やCookie、サイトデータなどが保存されないようになります。
例えば、複数人で同じデバイスを利用している場合に履歴などを残したくない時に便利な機能です。
プライベートタブを新しく開くには、メニュータブから新しいプライベートタブをタップしましょう。
Braveの使い方【設定】
Braveで覚えておくと便利な設定について、解説していきます。
パスワードの保存
パスワードの保存という設定をオンにしておくことで、一度サービスでパスワードを入力して保存しておけば、次回からはブラウザが覚えているパスワードを自動的に入力してもらえます。
パスワードの保存という設定をオンにするには、メニュータブから設定を選択しパスワードをタップしてください。
パスワードの保存をタップし、オン状態にしましょう。
自動ログイン
自動ログインという項目をオンにすることで、保存されている認証情報を利用して、ウェブサイトに自動的にログイン出来ます。
この設定をオンにするには、メニュータブから設定を選択しパスワードをタップしてください。
自動ログインをタップし、有効状態にしましょう。
ダウンロードの保存場所を変更する
Braveでダウンロードしたファイルや画像などのデータの保存場所をデバイス内かSDカードか任意に変更できます。
保管場所の変更方法は、メニュータブから設定を選択しダウンロードをタップしてください。
ダウンロード場所をダウンロードまたはSDカードから選択します。
デバイス内に保存したい場合はダウンロード、SDに保存したい場合はSDカードを選択し完了をタップしましょう。
Brave News
Brave Newsを表示設定にすると、Braveによるニューストピックスが表示されるようになります。
最新のニュース情報などを知りたい場合はオンにすると便利です。
Brave Newsを表示するには、メニュータブからBrave Newsを選択しBrave Newsを表示をタップしてください。
なお、非表示にしたい場合はメニュータブからBrave Newsを選択しBrave Newsを表示をオフにすればOKです。
Shields設定
Braveにはブラウザそのものにシールド機能が搭載されています。
シールドアイコンを選択すると、シールドのオンオフが切り替え可能です。
さらに、詳細設定からは下記のような設定が行えます。
検索エンジンを変更する
検索エンジンを変更するには、メニュータブから設定を選択し検索エンジンをタップしてください。
通常タブ、プライベートタブそれぞれの検索エンジンを設定出来ます。
変更したいタブを選択しましょう。
変更したい検索エンジンをタップすればOKです。
拡張機能
デスクトップ版BraveではChromeウェブストアで拡張機能をインストールして利用することが可能です。
なお、ChromeとBrave両方を導入しているデバイスであっても、拡張機能は共有されません。
拡張機能の設定には、三メニューから拡張機能をクリックすることでページが開けます。
なお、ウェブストアをクリックすることでChromeウェブストアにアクセス可能です。
設定や導入方法に関してはほとんどChromeと同じなので、詳しくは下記の記事をご覧ください。
同期
他のデバイスでBraveを利用している時にデバイス間でブックマークのデータを同期することが可能です。
今回はデスクトップ版Braveのデータをスマホアプリ版に同期させると仮定して手順を説明します。
もし、逆にスマホアプリ版のブックマークデータをデスクトップ版Braveに同期したい場合は、スマホアプリ版でこの記事のデスクトップ版の手順で解説されているものを行い、この記事でスマホアプリ版で行っている作業をPC版で行うようにしましょう。
なお、デスクトップ版Braveでは、QRコード読み取りの代わりにコード番号を入力する方法を利用します。
データを同期するには、まずデスクトップ版(PC)の三メニューから設定を選択し同期タブを開いて同期機能を利用開始をクリックしてください。
新たな同期チェーンを開始するを選択しQRコードを表示させましょう。
スマホアプリ版Braveでの作業に移ります。
アプリ版でメニュータブを開き設定を選択したら同期をタップしてください。
同期コードまたはスキャンまたは入力しますを選択し、先ほどデスクトップ版Braveで表示したQRコードを読み取ります。
新たなデバイスを追加をタップすれば同期可能です。
通知
Braveの通知切り替えは、メニュータブから設定を選択し通知をタップすることで設定出来ます。
通知をオフにしたい場合は、「全般」の通知の表示をオフにし、広告の表示などもオフにしたい場合は「Brave Ads」の通知の表示をオフにしましょう。
逆に通知をオンにしたい場合は、「全般」の通知の表示と「Brave Ads」の通知の表示をそれぞれオンにするようにしてください。
Brave全体の通知を非表示にしたい場合は通知の表示をオフにします。これで通知がオフになりました。
Google Chromeのサイドパネルを消去する方法やアイコンの非表示の仕方
最近になってGoogle Chrome(グーグルクローム)の画面右上にサイドパネルが実装されました。 サイドパネルは要らないという人向けに、この記事ではサイドパネルやアイコンを非表示にする方法を解説し ...
続きを見る