2022年5月16日にiOS15.5がリリースされました。
今回のアップデートはほとんど仕様変更がなく改善がメインとなっているため、アップデートを迷っている場合はアップグレードをお勧めします。
この記事では、iOSの最新版の特徴や導入のメリット・発生している不具合の概要を徹底的に解説していきます。
Contents
- 1 iOS15.5がリリース
- 2 iOS15.5で発生している不具合まとめ
- 2.1 4000エラーでアップデート出来ない
- 2.2 Twitterスペースのバックグラウンド再生が出来ない
- 2.3 firefoxが起動しなくなる
- 2.4 Safariで音声遅延
- 2.5 動画サイトが重い、スムーズに再生されない
- 2.6 時計の時間がおかしい
- 2.7 画面の表示がおかしくなる
- 2.8 画像の複数選択、投稿時に画面がチラつく
- 2.9 頻繁にネットに繋がらなくなる
- 2.10 デバイスに熱暴走が発生する
- 2.11 電池残量が激減する
- 2.12 バッテリー持ちが悪い
- 2.13 アップデートの準備だけで電池が激減する
- 2.14 翻訳できない
- 2.15 写真が送れない
- 2.16 Apple Musicのカテゴリが一部しか表示されない
- 2.17 Apple Musicが止まる
- 2.18 LINEに繋がらない、起動しない
- 2.19 Safairiブックマーク同期バグ
- 2.20 Safariのブックマークの順番がデバイスによって異なる
- 2.21 リンゴループが発生した
- 2.22 音楽ファイルの再生が遅くなった
- 2.23 急に音量が小さくなる
- 2.24 SafariのiCloudボタンが機能しない
- 2.25 サイレントスイッチをオフにしてオンにすると最小音が表示される
iOS15.5がリリース
Appleが現地時間2022年5月16日にiOS15.5をリリースしました。
今回は、表示に大きな変化はなく、主にバグや機能、セキュリティの脆弱性の改善がメインとなっており、致命的な不具合の発生も稀となっていることから、多くのiPhoneユーザーがアップグレードを行っています。
機能改善・バグ修正
脆弱性・セキュリティの改善
以前のバージョンでは、多くのセキュリティの脆弱性が指摘されていました。
今回のiOS15.5はその改善がメインとなるアップグレードと言えるでしょう。
なお、セキュリティ関連の修正は34件でした。
セキュリティの脆弱性の改善ポイントが多いことから、今回のiOS15.5アップデートは早めに実行することをお勧めします。
ギャップレス再生が改善
iOS15.5へのアップデート以前からずっと問題視されていた音楽配信アプリなどのギャップレス再生(シームレス再生)が出来ない問題が改善されたという報告がされています。
iOS15.5以前は曲間に無音区間があり違和感が存在しました。
しかし、ギャップレス再生が出来ない問題が改善されたことにより、曲間に無音部分なく継ぎ目なしで連続再生が可能となっています。
マイフォトストリームが自動的に同期する
以前のアップグレードでは、マイフォトストリームが同期しませんでした。
つまり、自分で設定を変更して同期しなくてはいけませんでしたが、iOS15.5へのアップグレードでは、自動的に高効率で同期することが報告されています。
iOS15.5で発生している不具合まとめ
iOS15.5は稀なケースを除き、致命的な不具合はほとんど報告されていません。
4000エラーでアップデート出来ない
デバイスをアップデートしようとすると、4000エラーが発生してアップデート出来ない不具合が報告されています。
4000エラーが発生する場合の詳細と対処法については下記の記事をご覧ください。
Twitterスペースのバックグラウンド再生が出来ない
以前からメインで使うアプリによって、バックグラウンド再生をしているスペースの音が止まったり、途切れたりといった不具合がありました。
しかし、他のアプリを使いながらTwitterスペースのバックグラウンド再生が可能でした。
今回のアップデートにより、Twitterスペースのバックグラウンド再生自体が行えなくなっているという報告もされています。
firefoxが起動しなくなる
iOS15.5でFireFoxを利用しようとすると、起動せず利用出来ないという報告もされています。
Safariなどは問題なく使えているので、問題が改善されるまでSafariを利用するようにしましょう。
Safariで音声遅延
デバイスとイヤホン(ヘッドホン、ヘッドセット含む)をBluetooth接続した状態でSafariから音楽配信サービスや動画サービスなどを開くと、音声の遅延が発生するという報告もあります。
動画サイトが重い、スムーズに再生されない
また、Safariで動画サイトを開いた時に動画が重い、スムーズに再生されないという報告もされています。
不要なバックグラウンドアプリの強制終了や不要なタブを閉じる、動画サービスのキャッシュとデータの削除で改善する可能性があります。
時計の時間がおかしい
スマホ上部の時間は正しいのに、時計の表示がおかしいという報告をしている人もいます。
日付と時刻の自動設定をオンにしたり、オンオフし最後にオンにしたりすることで改善する可能性もあります。
日付と時刻設定の詳しい設定に関しては下記の記事をご覧ください。
画面の表示がおかしくなる
iPhone13ProでiOS15.5にアップデートすると、画面の表示がチラついておかしい、見にくいという報告もあります。
特定のiPhone機種で報告があるため、特にiPhone13Proの場合は注意してください。
画像の複数選択、投稿時に画面がチラつく
iPhone13ProをiOS15.5にアップデートすると、画面がチラついて画像選択できないという報告もあります。
これは、Twitterなどの投稿サービスに画像を投稿しようとした時などに発生します。
こちらも特定の機種が報告として挙げられているため、特にiPhone13Proの場合は注意してください。
頻繁にネットに繋がらなくなる
iOS15.5にアップグレードしてから、頻繁にネットに繋がらなくなるという報告をしている人もいます。
機内モードのオンオフをすることで再接続出来ますが、頻度自体を減らすことは難しいかもしれません。
デバイスに熱暴走が発生する
デバイスがアップグレード後、異常に熱くなる、アップグレード中に熱くなるといった報告もあります。
すでにアップグレードが完了している場合は、デバイスの再起動により熱が収まるケースが多いです。
その他対処法については下記の記事をご覧ください。
電池残量が激減する
iOS15.5にアップグレードしてから、いきなり電池残量が激減していくという報告をしている人もいます。
デバイスによっては、熱暴走を伴って電池残量が減るケースも報告されています。
熱暴走と電池残量が激減する現象が同時に発生した場合は、デバイスの再起動により改善される可能性が高いです。
バッテリー持ちが悪い
また、アップデート後に急速に充電が減るなどの致命的なものではありませんが、単純にバッテリーの持ちが悪くなったと報告している人もいます。
アップデートの準備だけで電池が激減する
アップデートの準備だけで10%近いバッテリー残量を消費したという報告者もいます。
充電しながらのアップデートは熱暴走の原因となる可能性もあるため、ある程度充電してからアップデートすることをお勧めします。
翻訳できない
iOS15.5にアップデートしたことにより、iPhoneの翻訳機能が使えなくなったという報告もあります。
問題が解消されるまではGoogle翻訳やDeepL翻訳などのサービスを利用するようにしましょう。
DeepL翻訳の詳細や使い方については下記の記事をご覧ください。
DeepL 翻訳の正確性や利用すると周りにバレるのかについてご紹介
写真が送れない
iOS15.5にアップデートしてから、写真が送れなくなったという報告者もいます。
もし、写真が送れないようなら、問題が発生したものとは別のサービスを経由して送るようにしましょう。
Apple Musicのカテゴリが一部しか表示されない
iOS15.5にアップデートした途端、Apple Musicアプリのカテゴリが4つしか表示されなかったという報告もあります。
なお、アプリやデバイスの再起動によって解決することはありませんでした。
Apple Musicが止まる
iOSアップデート後、Apple Musicアプリで曲が途中で止まってしまうという不具合も報告されています。
Apple Musicの曲が途中で止まってしまうという場合は、アプリに再ログインすることで解決します。
LINEに繋がらない、起動しない
LINEに繋がらなかったり、開いたら落ちたりといった不具合も報告されています。
また、通知が表示されない、鳴らないという報告もあるなどLINE関連の報告はかなり多いです。
この対処法としては、LINEアプリの再インストールと、Touch ID・パスコードをオフにすることが挙げられます。
Touch IDとパスコードのオフ手順に関しては下記の記事をご覧ください。
また、設定が原因で通知が来ないケースもあります。
設定に関しては下記の記事をご覧ください。
LINEの不具合でアプリを開かないと通知が来ない原因と対処法をご紹介
Safairiブックマーク同期バグ
以前から問題となっていたSafariのブックマークが同期されないバグが今回も健在です。
Safariで大量のブックマークを入れていたり、重要なものをブックマークしていたりする場合は、ブックマークのコピーを作成してことをお勧めします。
また、デバイスの日付設定を正しくすることで同期されない問題が解消されるケースもあります。
日付と時刻設定の自動設定に関しては下記の記事をご覧ください。
Safariのブックマークの順番がデバイスによって異なる
以前から発生していたSafariのブックマークの順序がデバイスによって変わってしまう不具合は今回のアップデート後も健在です。
リンゴループが発生した
iPhoneをアップデートした後、Appleのロゴ画面から操作できなくなるリンゴループが発生したという報告もあります。
主な原因
- アップデート途中で電池が切れる
- ネット回線が切れる
- ストレージ不足
十分に充電、ストレージの確認と整理を行ってからアップデート作業に移ると良いでしょう。
また、すでにリンゴループが発生してしまった場合は、セーフモードで起動する、iTunesからアップデート、リカバリーモードの利用、初期化などの対策があります。
音楽ファイルの再生が遅くなった
自身のデバイスに保存してある音楽ファイルを開いて音楽を聴こうとすると、押してから流れるまでにタイムラグが発生するという報告もあります。
なお、iPhoneのスピーカーで聴こうとすると反応が遅くなり、イヤホンの接続をするとタイムラグが発生しなくなるというケースも報告されています。
つまり、この対処法としては、イヤホンやヘッドセット、ヘッドホンの利用が挙げられるでしょう。
急に音量が小さくなる
Bluetoothのイヤホンやヘッドセットなどで音楽を聴いていると、音量がいきなり小さくなる不具合を報告している人もいます。
対処法としては、Bluetoothを一度切って再接続する、有線のイヤホンやヘッドセットを使うといったものがあります。
SafariのiCloudボタンが機能しない
iPhone6sをiOS15.5にアップデートしたところ、SafariのスタートページにMac OSのSafariで表示している共有ページが表示されないという報告もあります。
別のデバイスでは問題がないとのことなので、特にiPhone6sユーザーは注意が必要です。
サイレントスイッチをオフにしてオンにすると最小音が表示される
サイレントスイッチをオフにしてオンにすると、現在設定している音量ではなく、最小音が表示されるケースが報告されています。
単純に表示だけの問題であり、実際に流れる音量は現在設定してあるものです。
表示だけの問題であり緊急性は低いため、次回のアップデートで解消されるまで待機で問題ないでしょう。
iOS15.4アップデートの詳細と不具合を徹底解説
先日ついにiOS15.4がリリースされました。それに伴い、日本全国のAppleユーザーが最新版iOSへのアップデートを開始しています。 以前のアップデートと比べて不具合などのトラブルが比較的少ないと言 ...
続きを見る