メルカリを装い「お客様のアカウントが不正利用の形跡を見つけた」などの怪しいSMSやメールが来ることがあります。
今回は怪しいSMSやメールの特徴、そして詐欺に引っかからないための対処法、詐欺に引っかかってしまった場合の対処法などについて解説していきます。
Contents
「お客様の【メルカリ】アカウントが不正利用の形跡を見つけた」詐欺が流行
お客様の【メルカリ】アカウントが不正利用の形跡を見つけた、すぐに自分の設備で認証手続きしてください
上記の内容と共に、URLが添付されています。
このような内容が送られてくると、不安になりアクセスしたくなりますが、一旦落ち着き本当にメルカリの運営から送られているのか確認する必要があります。
メルカリからのメッセージは偽物?詐欺?
先ほど紹介したSMSは本物ではなく、確実に偽物のメッセージです。
なぜ、偽物と言えるのか、いくつか怪しい点があるので、これ以降に紹介する詐欺SMSの特徴をチェックしてください。
メルカリを装った詐欺SMSの特徴
ここからはメルカリを装った詐欺SMSの特徴について解説します。
文章が片言でおかしい
メルカリを装ったSMSの文章にはいくつか不自然な文言があります。
お客様の【メルカリ】アカウントが不正利用の形跡を見つけた、すぐに自分の設備で認証手続きしてください
上記が実際に送られてくるSMSの内容ですが、怪しい部分をいくつかピックアップしました。
- アカウントが不正利用の形跡を見つけた:もし、本当にメルカリ公式であれば、「見つけた」と不自然に文章を切ることはないでしょう。
- すぐに自分の設備で:「設備」という単語が文章に入っていると違和感を感じます。翻訳を使って出てきた言葉にも感じます。
普通に文章を読んでみて、違和感がある場合は詐欺のメッセージと思っていいでしょう。
URLのメルカリのつづりがおかしい
メルカリを装ったSMSにはURLが記載されていますが、明らかに実際のメルカリのつづりとは違います。
×mercseri(偽物)
○mercari(本物)
偽物のつづりはパッと見ると、メルカリと書いてあるように思えます。しかし、よく見ると明らかにメルカリではありません。
「メルカリで不正利用の形跡を見つけた」という以外の内容のSMSも届く!
先ほどまではSMSに届く詐欺メッセージついて紹介しましたが、2021年に入り「【重要】メルカリ本人確認のお知らせ」という件名の詐欺メールが届くこともあります。
メルカリでは不正行為の発生を防止するため、セキュリティー機能を更新しました。
本人確認の強化を行っております。「24時間以内」に下記のリンクより認証を完了させてください。
※メール内容一部抜粋
こちらのメールも本文にURLが添付されており、アクセスさせようとする詐欺メールになっています。
さらに詳しく
「メルカリ本人確認のお知らせ」という件名のメールに添付されているURLは「meruccriii」というつづりになっています。
本物のメルカリのつづりは「mercari」なので明らかに違います。
メルカリを装ったSMSの詐欺内容とは?
メルカリを装い、リンク先で電話番号やパスワード・クレジットカード情報などを入力させて情報を盗む、フィッシング詐欺の可能性が高いです。
偽サイトであなたがメールアドレスや電話番号・パスワードなどを入力すれば、情報が詐偽犯に盗まれてしまい簡単に本物のメルカリの方にアクセスされてしまうでしょう。
その結果、あなたの住所やクレジットカード情報なども簡単に盗まれてしまいます。
メルカリだけでなくメルペイなどにログインされる危険性も!
SMSに記載のあるサイトにアクセスして、メールアドレスやパスワードなどの情報を盗まれた場合で、メルペイに登録している方はメルペイなどにもログインされる可能性があります。
メルペイにログインされると、メルペイで勝手に買い物をされてしまう危険性もあります。
さらに、入力したパスワードと同じパスワードで他のサービスも利用している場合、他のサービスなどにもログインされ情報が抜き取られる可能性があります。
メルカリを装ったSMSや怪しいメールが届いた場合の対処法
メルカリを装ったSMSや怪しいメールが届いた場合は、これから紹介する対処法を試してください。
メッセージにあるURLは絶対に開かない
メルカリを装ったSMSやメールは本物か偽物、判断がつかないものは絶対にURLを開かないようにしましょう。
間違えて詐欺サイトであなたの重要な情報を入力してしまう危険性もありますし、場合によっては偽サイトを開くだけでウイルスにかかってしまう可能性もあります。
怪しいSMSやメールはすぐに削除する
メルカリを装ったSMSやメールは証拠としてスクリーンショットを取った後、削除しましょう。
怪しいSMSやメールを削除することで、偽サイトにアクセスせずにすみます。
偽物か本物かわからないときは運営に問い合わせてみる
実際に、メルカリを装ったSMSやメールが届いて、本物か偽物か判断がつかないという場合には、メルカリの運営にお問い合わせしてみることをおすすめします。
メルカリの運営にお問い合わせする方法については、以下の記事にて解説しています。
メルカリ「送信できないデータを送ろうとしています」エラーの原因と対処法について解説!
SMSから詐欺サイトを開いてしまった場合はどうすればいい?
ここからは、メルカリを装ったSMSを開き、詐欺サイトにアクセスした場合の対処法について解説します。
サイトをすぐに閉じる
SMSから詐欺サイトを開いてしまった場合は、電話番号やパスワード・クレジットカードの情報などを入力せず、すぐにサイトを閉じてください。
サイトを閉じる方法については、以下の記事にて解説しています。
危険【親愛なるChromeユーザー様】ビジターアンケート詐欺の詳細と対処法を解説!
キャッシュや閲覧データの削除もしておいた方がいい
詐欺サイトを開いた場合、履歴などから再度開いてしまわないように、念のためキャッシュや閲覧データも削除しておきましょう。
キャッシュや閲覧データの削除方法については以下の記事で解説しています。
危険【親愛なるChromeユーザー様】ビジターアンケート詐欺の詳細と対処法を解説!
詐欺サイトでパスワードを入力した場合はどうすればいい?
ここからは、詐欺サイトでパスワードを入力した場合についての対処法を解説します。
すぐにパスワードを変更する
詐欺サイトにメルカリのパスワードを入力してしまった場合は、すぐにメルカリのパスワードを変更しましょう。
パスワードを変更するには、まずメルカリのアプリを開きます。マイページ→個人情報設定の順番でタップします。
個人情報設定の画面からメール・パスワードをタップしましょう。
パスワード変更画面が表示されるので、新しいパスワードを入力後変更するをタップしてください。
ログイン情報を確認する
念のため、すでにあなたのアカウントにログインされていないか、メルカリのアプリからログイン情報の確認をしましょう。
まず、メルカリのアプリを開き、マイページ→個人情報設定の順番でタップします。次の画面でログイン履歴をタップしてください。
すると、今までにログインした時間、端末などが表示されるので、見覚えなのないログイン履歴がないか確認しましょう。
ログイン履歴の他にも、あなたが行っていない行動(商品の購入、支払い、メルペイ利用など)が行われていないか確認してください。
他のサービスで同じパスワードを使っている場合は全て変更する
詐欺サイトで入力したパスワードで、他のサイトも登録している場合、盗んだパスワードで他のサイトにもログインされる危険性があります。
ですので、念のため他のサイトのパスワードも全て変更しておきましょう。
利用するサイトやサービスによってその都度パスワードを違うものにしておくとセキュリティ上安全です!
クレジットカードの情報を入力した場合はどうすればいい?
クレジットカードの情報を入力してしまった場合は、すぐに発行元のクレジットカード会社に連絡しましょう。
クレジットカードの番号変更や引き落とされてしまった場合の対処法などについて、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
危険【親愛なるChromeユーザー様】ビジターアンケート詐欺の詳細と対処法を解説!
不審なメールやSMSが来た場合はすぐにメルカリに報告しよう!
メルカリを装った不審なメールやSMSが来た場合は、メルカリの運営に報告しましょう。
報告方法
- メールの場合:転送機能を使い、怪しいメールを「phish@mercari.com」にそのまま転送してください。
- SMSの場合:メッセージの内容をコピーしてメールに貼り付け「phish@mercari.com」に送ってください。
- 不審なサイト:URLをコピーしてメールに貼り付け「phish@mercari.com」に送ってください。
ただし、上記のメールは受信専用なので、運営から返信が来ることはありません。
もし、お問い合わせしたい場合は、以下の記事に書いてある方法でお問い合わせしてください。
メルカリ「送信できないデータを送ろうとしています」エラーの原因と対処法について解説!
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