最近Twitterの様々な仕様変更や改悪によって、サービス終了した時のことを考え、先に別のSNSなどにアカウントを作っておき、現在Twitterで繋がっている人との繋がりを確保しようとしているユーザーが続出しています。
この記事では、Twitter終了の噂についてとTwitterのサービス終了後、代わりになり得るようなサービス・アプリはあるのか、あるとしたらどんなサービスが対象になるのか解説していきます。
Twitterがサービス終了するのではと話題に
API有料化、多くの機能がTwitter Blueでないと使えなくなった、2023年4月・6月の凍結祭りと来て、7月には閲覧の制限でまともに使えなくなるなどの流れにより、Twitterがサービス終了するのではないか、終わってしまったらどこに移動すれば良いのかなどで話題になることが多くなってきました。
追記
【2023年最新】Twitterの代わりになるアプリ11選を解説
上記記事にも最新のTwitterの代わりをまとめていますので、気になる方はご覧になって下さい。
TwitterがAPI有料化や閲覧制限を実施
TwitterがAPI有料化やアカウントの凍結祭り、閲覧制限を実施などにより別のサービスに移住しようとする流れが加速しています。
API有料化
Twitterは元々2月9日にAPIの無料提供を止めるとアナウンスしていました。これに合わせてサードパーティーアプリが使えなくなりました。
そして4月になってAPI有料化が本格的に行われる様になりました。今までの形態が4月29日に廃止される事も案内されており、ユーザーは変化を余儀なくされています。
こういった変化を受けて、Twitterの代わりのサービスを探す人が急増しています。
TwitterAPI有料化は、一般のユーザーには直接の影響は受けません。
まだ申請の段階なのではっきりした料金は不明ですが、発表されているものでは無料では月1500ツイートまで、それより上のプランでは月13000円程度かかる事は判明しています。
ただそれ以上のプランだと月500万円から2800万円かかるという情報も出ており、相当な経費が掛かるようになる可能性がある訳です。
様々な機能がTwitter Blueでないと使えない
下記のように様々な機能がTwitter Blueでしか使えなくなったり、無料アカウントより優遇されたりするようになりました。
Twitter Blueで使える機能
- ブックマークフォルダ
- ツイートの編集、取り消し
- 話題の記事
- カスタマイズ
- NFTプロフィール画像
- カスタムナビゲーション
- スペースのタブ
- 会話での優先順位を付ける
- 長い動画をアップロードする
- 長文のツイートができる(140文字⇒10,000文字までに)
- 広告が半分になる
- リーダー機能
- 2要素認証
2要素認証やツイートの編集は以前は通常のアカウントでも出来たものですが、TwitterBlueにしないと使えないようになるなど、有料アカウントでないと面倒だと感じる要素が増えてきました。
ブックマークとツイート編集、話題の記事についてはそれぞれ詳しいページがありますので、気になった方は下記の記事をご覧ください。
Twitter Blueのブックマークのフォルダ分け機能のやり方について解説
Twitter Blueのツイート編集機能の詳細や注意点を解説
6月には凍結祭り
2023年4月や6月にはアカウントの凍結が急増して問題となりました。
なお、7月も引き続き多くの凍結アカウントが生まれています。
閲覧制限を実施しTwitter終わりなどがトレンドに
2023年7月2日に閲覧制限されるようになり、1日当たりの閲覧制限が作り立ての未認証アカウントで300件、未認証アカウント600件、Twitter Blueアカウント6,000件となりました。
これが少し緩和されて、7月4日現在、未認証の新規アカウント500件、未認証アカウント1,000件、Twitter Blue10,000件に緩和されることになりました。
読み込んだ時点での閲覧数なのか、少しTwitter検索しただけで閲覧できなくなるというユーザーが多発しており、「Twitter 制限」や「Twitter 終わり」「Twitter サ終」などがトレンド入りするなどTwitterユーザーにとっては困った事態となっています。
こうした流れを受け、Twitterの代わりとなるサービスを探し始める人がさらに増加しています。
閲覧制限で「API呼び出しの回数制限を超えました」と表示される場合の原因と対処法については下記の記事をご覧ください。
TwitterでAPI回数制限による閲覧制限がかかる詳細や原因と対処法を解説
また、閲覧制限にかかった時におすすめとなるサービスについては下記の記事をご覧ください。
Twitterで閲覧制限がかかった場合におすすめのアプリ5選を解説
Twitterの代わりに今から始めることが出来るおすすめのサービスやアプリ
Twitterの代わりに今から始めることが出来るおすすめのサービスやアプリを解説していきます。
運用や何をメインにするかで異なる
現在、Twitterを運用していてどの機能をメインで使っているか、どういった運用方法をしているかによってお勧めの移住先が異なります。
(例:動画や音声などの投稿を中心とし、比較的インスタやTikTok受けが良さそう、反応なども細かい⇒インスタ、TikTokなど)
サービス | 運用方法・メイン | 備考 |
インスタ | 動画、画像メイン | 比較的キラキラ系な内容なら向くか |
ビジネス、身内、仕事のポートフォリオなど | ビジネスや身内相手、イラストレーター、漫画家、小説家、フリーランスなどにお勧め | |
TikTok | 動画メイン | Twitterで動画やスペース中心に活動している場合におすすめ |
マストドン(Mastodon) | オタク活動 | オタク活動に良いかも?性的表現などに厳しい |
mixi | 特に繋がりを残したい、日記代わりにしたい場合におすすめか? | チャット、ブログ、平成に社会現象になった |
くるっぷ | オタク活動 | かなり流入しており現在重い、マンガ、イラスト、小説、同人誌のサンプルなどを簡単に投稿、現在β版(試用版は18歳以上のみ登録可) |
GRAVITY | 共感で繋がる、誰かと交流したい | クセが強めか?文章投稿なども出来るがグループ通話や通話などがメインか? |
GETTR | 海外の情報を知りたい(特に政治経済関係) | 思想の偏りが強い(海外保守層の情報を集めるなら向くか) |
Tumblr | イラスト | 日本人ユーザーが少ない、イラストが良く投稿されている? |
Discord | 趣味や特定の集まりで情報共有、雑談、特定の情報を集めるのに向くか(特にゲーム) | SNSではない、趣味やゲームなどサーバー毎に集まる人が違う、音声チャット、文字チャット可、色々なサーバーに参加出来る |
Trickle | ライフログ | 交流には不向きか、見たいユーザーの見たい傾向の投稿だけ見れる |
個人ブログ、個人サイト | Twitterでイラストや漫画、小説などを掲載している | サーバーによって性的表現の可否がある、無料レンタルサーバーもあるが有料のところも |
インスタ
画像や動画を中心にTwitterを利用している場合はインスタを代わりにすることをお勧めします。
特徴や魅力
- 画像、動画中心
- ライブ配信可
- カラー背景に文字だけでもストーリーに上げられる
- 日本語に対応
ストーリーではカラー背景に文章を配置して投稿することも可能なため、機能的には文章だけでの投稿(ストーリー)も出来ます。
ただし、画像や動画投稿がメインであること、Twitterほど気軽に文章投稿出来ない(ストーリーで加工して文章を画像内に書く必要がある)ため、文章を中心に活動しているユーザーには向きません。
逆に、Twitterで動画や画像を付けてツイートしたり、スペースなどを利用したりする機会が多いようなら、移住先としてお勧めです。
ボンディー
ボンディーはシンガポールのMetadream社によって作られ、1月25日にリリースされました。
特徴的なのは、アバターを作成してコミュニケーションをとる点です。
外見や表情、住む部屋など自由にカスタマイズ可能。自分のアバターをキャンプやダンスなどのアクティビティに参加させることもできます。
友だちとスペースを繋いでそこで暮らしたりもできるので、Twitterよりも密なやりとりができます。
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おすすめポイント
- 海外で既に大人気
- 日本でも使う人が増えている
- アバターや部屋がかわいい
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公式アプリ | 運営の関与 | 難易度 | 移住し易さ | 他SNSへのフォロー |
リリース済み | 仲間内のやり取りが多い | 低い | 知り合いと使えば機能は十分に活用できる | 他のSNSと併用して仲のいい人だけボンディーで話す使い方もOK |
友達や知人など身内での繋がりやビジネスでの利用にお勧めです。
フリーランスであり、Twitterで仕事を受けている場合はFacebookの利用をお勧めします。
特徴や魅力
- 基本的に実名登録
- ビジネスや身内向け
- リアルでの知り合いと繋がりたい場合に向く
- フリーランスで仕事を取る場合の名刺代わりに
- 日本語に対応
TikTok
TikTokは動画投稿やライブ配信をメインとする動画共有サービス。
Twitterで動画やスペース中心に活動しているユーザーにお勧めの移住先です。
特徴や魅力
- 動画投稿、ライブ配信向け
- 利用禁止の可能性がある
- 文章で気軽に投稿などは難しいか
- 日本語に対応
TikTokの方も別件でサービス停止や利用禁止の可能性があること、著名人のアカウントの乗っ取りが相次いだことがあるといった注意点があります。
マストドン(Mastodon)
マストドンは、分散型SNSのひとつで、誰でもサーバーを建てることが可能です。
特徴や魅力
- イラストや小説などの投稿に
- オタ活向け
- サーバーがたくさんあって、それぞれが独立運営されている
- Discordに近い感じか?
- ツイート、リツイート、いいねにあたる機能がある
- 1トゥート(ツイートのようなもの)はデフォルトで500文字(設定で変えられる)
- カスタム絵文字可
- 日本語に対応
Discordのサーバ―に近い印象ですが、Discordよりは各サーバーの繋がりがあり、サーバーを跨いでアクションを取れます。
mixi
2004年にサービス開始した国内産の古参SNS。
特徴や魅力
- 平成に社会現象になった古参SNS
- 一部機能がなくなっているがサービスは健在
- チャット、コメントなど可
- 過疎っている
- 日本発のサービスなので日本語に対応
くるっぷ
くるっぷは現在βテスト中のオタ活向けSNS。
くるっぷに参加するには招待が必要です(招待から登録するだけなので簡単)。
参加方法や使い方については下記の記事をご覧ください。
GRAVITY
GRAVITY(グラビティ)は、バーチャル空間に存在する、共感で繋がるSNS。
GETTR
GETTR(ゲッター)は、アメリカの保守派を対象としたソーシャル・ネットワーキング・サービス。
Tumblr
Tumblrは、ブログとミニブログ、ソーシャルブックマークを統合したマイクロブログサービス。
特徴や魅力
- 基本的な機能が揃っている
- テキスト、画像、引用、リンク、音声、動画など投稿可
- 性的表現、問題のある表現に非常に厳しい
- 日本人ユーザーが少ない
- イラスト投稿なら有りか?
- 交流には不向きか
- 日本語に対応(アプリ)
Discord
SNSではなく、コミュニケーションツールとして有名なDiscord。
Twitterの利用手段が特定のゲームや趣味の情報収集であるなら、Discordが代用として有効なケースもあります。
特徴や魅力
- 趣味やゲームタイトル別にサーバーがある
- サーバー内で交流が可能
- サーバーによってはゲームの攻略情報も
- 文字チャット、音声チャット、オンラインミーティング可
- ゲームによっては公式サーバーも
- ゲームのパーティーやギルド募集も出来る
- 日本語対応
もし、ゲームなどの攻略情報や運営と繋がるためにTwitterを利用している場合は、Discordの専門コミュニティへの参加がお勧めです。
また、ゲーム運営によっては、公式Discordコミュニティがあるケースもあるため、こうしたサーバーに参加していれば、最新情報を知れたり、運営に対して不具合報告を行ったりなども出来ます。
Discordの使い方については下記の記事をご覧ください。
discord(ディスコード)のブラウザ版の使い方・アプリとの違いについて解説!
Trickle
Twitter好きな開発者は、ユーザーのツイート内に興味のある内容と興味のない内容がある、ツイートしたい内容があるけれど興味がない人がいると困るといった悩みを持っていました。
自分を主体に、でも完全に一人なのは寂しいと考えて作ったサービスがトリクルです。
特徴や魅力
- トピック毎にアクティビティをまとめられる
- トピック単位でサブスクライブ出来る
- 興味のある人の興味のあるトピックだけ見れる
- 情報収集に便利
- 日本発なので日本語に対応
個人ブログ、個人サイト
個人ブログや個人サイトに回帰すべきではないかという声もあります。
こうしたツイートの多くは、イラストや小説などをTwitterなどに掲載しているユーザーで、Twitterのサービス終了が騒がれる少し前に、Pixivの規約が変更となり、一部コンテンツが禁止された流れも受けてこうしたツイートが増えたと推察されます。
特徴や魅力
- 有料サーバーであれば、自分のコンテンツは自分のもの
- 無料ブログやサーバーもある
- お知らせや交流場所、作品の紹介なども出来る
- やろうと思えば音声チャットや文字チャットでの交流も可能
- 特にオタク活動をしている人、小説家、イラストレーター、フリーライターなどにお勧め
- ネットで仕事を取りたいという人にお勧め
個人ブログや個人サイトでの運営となると、既に一定の知名度を持っているイラストレーターや漫画家、フリーライター、小説書きなどが、仕事を受ける上で参考となるポートフォリオも兼ねて運用していく場合に特にお勧めです。
また、SNSやPixivが盛んになる前にイラストや小説などを個人サイトや個人ブログで公開し、それをランキングやツールなどで繋いでいた時代へ思いを馳せるユーザーも多く、話題となっていました(こちらはTwitterのサービス終了というより、Pixivの利用規約改定によるもの)。
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