スマホで写真を撮り過ぎて容量が足りなくなった場合や誰かに共有したい場合にGoogleフォトはとても便利なサービスですが、その便利さが危険であったり、誰かに監視されているかも?という問題に発展しているようです。
今回は実際にあったGoogleフォトの怖い話や危険性、そして安全に利用するための設定方法を解説します。
Google フォトの危険性について
Googleフォトは以下のようなことに利用すると便利とされています。
- スマホで写真を撮り過ぎて容量が足りなくなったので、バックアップとしてGoogleフォトにアップロードする
- 友達や家族一緒に撮影した写真を簡単に共有したい場合
上記のように簡単にバックアップや共有ができるのは便利ですが、この便利さで怖い思いをした人なども実際にいます。
Googleフォトで噂されている怖い話
30代女性
普通にスクショを撮影して、友人にその画像を送信しましたが、なぜか彼のスマホにも同じ画像が保存されていてゾッとしました。
私のGoogleアカウントに接続しているデバイスを確認するとなぜか、彼のデバイスが繋がっている状況でした。
写真を撮るたびに監視されている気分で怖かったです。
30代男性
彼女に写真のバックアップをしてあげると言われて、Googleフォトの設定をしてもらいましたが、まさかそれが監視するために行った設定だとは思いませんでした。
写真を撮るたびにバックアップされるので、リアルタイムで監視されているようで怖い思いをしました。
浮気してないかのチェックだと思います。
上記のようにGoogleフォトは設定を誤ってしまうと監視するアプリに早変わりしてしまいます。
秘密にしている画像なども設定によっては他の人にばらしてしまう可能性もあるでしょう。
Googleフォトの危険性について
Googleフォトは便利ですが、設定を間違えると以下のような危険性があります。
- モバイルデータ通信でのバックアップをオンにしているとどこで写真を撮影しても自動的にバックアップされる
- Googleアカウントを共有してると、画像も共有されるので監視されている気分になる
GoogleフォトはGoogleアカウントがなければ利用できないので、Googleフォトを利用するには自動的にアカウントとの紐づけが必要になります。
Googleフォトと紐づけたアカウントが他の人にも共有されているアカウントであれば他の人にも見られてしまう可能性が高まります。
また、バックアップと同期の設定をした際に「モバイルデータ通信でのバックアップ」をオンにしているとWi-Fiがない場所で写真撮影をした場合に自動的にバックアップされてしまいます。
その上でアカウント共有されていると完全に監視される環境になるでしょう。
監視されているかも、共有されているかも!と思ってスマホに入っている画像を削除してもGoogleフォトに同期された画像は消えません。
画像を見られたくない場合はGoogleフォト側の画像も綺麗に消しましょう。
位置情報が記録された画像であればバレてしまう可能性がある!
Googleフォトでアカウント共有などをしている場合に位置情報が記録された状態の画像を同期・アップロードしてしまうと、他の人や家族に位置情報まで知られてしまう可能性があります。
外出先であれば特に問題ありませんが、それが自宅撮影などで自宅がバレたくないという人に、その画像を見られ自宅を特定されるという危険があります。
写真などを撮影する際は位置情報が記録されないようにしましょう。
位置情報はオフにしていいの?
位置情報をオフにしたからといって、Goolgeフォトが利用できなくなるというわけではありません。
位置情報をオフにしても、今まで通り家族や知人、もしくは他のデバイスで共有可能です。
また、位置情報は必須ではないですし、オフにしても不便になることはありません。ですので、自宅などが誰かに知られたくないという場合はオフにしておくことをおすすめします。
性的な写真保存はアカウント凍結になる!
Googleフォトは写真のバックアップに便利なサービスですが、どんな写真・画像をあげてもなにも起きないというわけではありません。
性的な写真をバックアップ・同期するとアカウント凍結になる可能性がある!
実は性的な写真をGoogleフォトにあげるとGoogleのアカウントが凍結になることがあるようです。
そんな写真はGoogleフォトにはあげないよ!と考えている方も多いですが、日常で撮影した何気ない画像「赤ちゃんの裸の画像」や「子供の水着姿」なども性的な写真にひっかかってしまう可能性があります。
なので、なるべくであれば裸に近い写真はGoogleフォトにあげないようにしましょう。
Googleフォトを誰にも見られずに安全に利用するために行う設定
Googleフォトを誰にも見られずに安全に利用するために行う設定を解説していきます。
パスワード変更する
Googleフォトで写真を同期・アップロードする場合には誰にも見られないようにGoogleアカウントのパスワードを変更してください。
パスワード変更すると他の方はログインできなくなるので、Googleフォトの画像も見られずに済みますし、セキュリティ的にも安全性が増します。
二段階認証をする
Googleのログインには二段階認証にする設定があります。
二段階認証に設定することで、通常のログイン(メールアドレスとパスワード)の他にセキュリティーキーを利用するため、簡単にはログインすることができません。
先ほど紹介したパスワードを変更する方法もおすすめですが、二段階認証のログイン方法の方がさらにセキュリティがアップするのでおすすめです。
アカウント共有していないか確認する
以下のような環境でアカウントを利用していないか確認してみましょう。
- 1つのGoogleアカウントを家族や複数人で利用している
- 1つのGoogleアカウントでログインしている端末を家族や複数人で利用している
このような状況にある場合は画像をGoogleフォトにあげた時点で確実に画像が見られてしまいます。
なので、画像をGoogleフォトにあげたい場合には他人や家族と共有していないアカウントを利用するようにしてください。
誰かと写真を共有していなか確認する
Goolgeフォトで誰かと写真を共有していないか確認してみましょう。
Googleフォトの下部にある共有をタップすると共有アルバムがあるか確認できます。
もし、ここに共有アルバムが表示される場合は、誰かと画像を共有しているということになります。
共有アルバムの位置情報はオフにできる
位置情報をオフにしたい共有アルバムをタップします。次に、右上にある︙をタップしましょう。
メニューからオプションをタップします。写真の位置情報を共有するがオフになっているか確認してください。
もし、ここのボタンがオンになっていると共有者に位置情報がバレていることになります。
共有しているユーザーに画像を非公開にできる
共有アルバムで特定のユーザーには非公開にしたい場合は、ユーザーの削除の操作が可能です。
まず、共有アルバムをタップします。次に右上にある︙をタップしましょう。
メニューからオプションをタップしてください。下にスクロールしていき、非公開にしたいユーザー右側にある︙をタップしましょう。
さらに、ユーザーを削除をタップします。
○○さんを非公開にしますかと表示されたら、非公開にするをタップしてください。これで特定のユーザーは共有アルバムを閲覧できなくなります。
普段利用するアカウントとは別のアカウントで画像を共有する
自分が利用しているアカウントが他の人と共有したか記憶があいまい、覚えていないという場合はGoogleフォトに画像をあげるのは危険です。
なので、Googleフォトに安全に画像をあげたい場合には普段利用しているアカウントとは別のアカウントで画像を共有するようしましょう。
別アカウントでGoogleフォトに画像をアップロードする方法はAndroidとiPhoneで操作方法が違うのでこれから紹介する操作方法を参考にしてください。
Androidの場合
スマホのギャラリーをタップ。
スマホに入っている写真が表示されるので、Googleフォトにあげたい画像を選びます。
選んだ画像を長押ししてチェックを入れ、一番下にある共有をタップします。
そうすると共有したいアプリが表示されるのでフォトにアップロードをタップ。
次にアップロードする場合のGoogleアカウントが表示されるので、そのアカウントをタップします。
そうすると複数のアカウント(既にログインされているアカウント)が表示されるのでアップロードしたいアカウントを選び、右下にあるアップロードをタップ。
これで、別アカウントに画像をアップロードすることが可能です。
iPhoneの場合
iPhoneの場合はGoogleフォトのアプリを開き、左上に表示される「横棒三本線」をタップ。
メニューが表示されるので、アカウント部分をタップ。
そうすると別のアカウントを追加が表示されるのでタップ。
「メールアドレス」「パスワード」を入力後次へをタップ。
別のアカウントでログインしている状態なので、他のアカウントにしたい場合は左上にある三をタップ。
アカウントが表示されるのでタップ。
ログインしている別のアカウントも表示されるのでどれでアップロードするかアカウントを選ぶことで、他のアカウントでアップロードすることが可能です。
位置情報が記録されないように設定する
Googleフォトを安全に利用する場合には、撮影する写真は常に位置情報が記録されないようにした方が安全性が高まるでしょう。
カメラの位置情報を記録されないようにするにはまず、スマホの設定「設定」をタップした後アプリと通知をタップ。
次にアプリタップします。
そうするとインストールされているアプリが一覧で表示されるので、その中からカメラを探しタップ。
アプリ情報の権限をタップして現在地をオフにしましょう。
そうすることで、写真を撮影しても位置情報は記録されません。
他のカメラアプリでも同じ設定をしないと、そのカメラアプリで写真を撮影した際に位置情報が記録されてしまいます。
既に同期・アップロードされている画像は個別で位置情報が消せる(PCのみ)
既に位置情報が記録されている画像をGoogleフォトにあげてしまっている場合は1枚ずつ位置情報を消すことができます。
まず、Googleフォトを開き、位置情報を消したい画像をクリック。
選択した画像が大きく表示されるので、右上に表示されるiをクリック。
その画像の位置情報が表示されるので✏をクリック。
場所の編集をすることができるので、場所情報なしをクリックしましょう。画像の位置情報を消すことができます。
リンク内で共有するファイルの位置情報を削除する
Googleフォトにはあげた画像をリンク内で共有する際に位置情報をつけるという機能があります。
その機能で位置情報がバレてしまう可能性があるので、万が一のことがないようにオフにしましょう。
オフにする方法はまず、Googleフォトを開き左上に表示される三をタップ。
メニューから設定をタップ。
設定を少し下にスクロールしていくと位置情報を削除が表示されるのでオンにしましょう。
これで、位置情報をリンクで共有する際に削除することができます。
モバイルデータ通信を使用して共有するのはやめる
モバイルデータ通信を利用してGoogleフォトに画像を同期・アップロードすると、Wi-Fiのない場所、つまりどこで写真を撮影してもいつでも同期されてしまいます。
そうなると必要のない写真までGoogleフォトにあがってしまうので、決まった画像しかあげたくない場合は、モバイルデータ通信を利用した同期などはオフにしていきましょう。
まず、Googleフォトを開き、左上に表示される三をタップ。
メニューから設定をタップ。
バックアップと同期が表示されるのでタップ。
様々な設定メニューが表示されるので下にスクロールしていき、モバイルデータ通信でバックアップの写真・動画などの項目をオフにしておきましょう。
これで、いつでも同期されないように済みます。
一番おすすめの対策は同期・バックアップをオフにすること
Googleフォトにバックアップ・同期をされて困る場合の一番おすすめの対策は「同期・バックアップ」をオフにすることです。
そうすることで、自動的にGoogleフォトにあがる、監視されるというようなことを事前に防ぐことができます。
バックアップ・同期をオフにするにはまず、Googleフォトを開き、左上に表示される三をタップ。
メニューが表示されるので設定をタップ。
一番上に表示されるバックアップと同期をタップします。オン・オフのボタンがあるのでこのボタンをオフにしておきましょう。
オフにすることで自動的にバックアップされません。
バックアップしたい画像だけ選びGoogleフォトにあげることが可能です。
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