Zoomのセキュリティが強化されてミーティングへの参加にパスワードが求められるようになりました。
今回はパスワードを正しく入力しても参加できないという不具合への対処法を解説していきます。
Contents
Zoomのミーティングパスワード
Zoomはミーティングへ不特定多数の人が参加することを防ぐためにミーティングパスワードを設定することができるようになっています。この機能が適用されている場合、ミーティングIDと一緒にパスワードを入力する必要があります。
2020年4月末にZoom 5.0のミーティングパスワードについてある仕様変更が発表され、カジュアルなZoom使用にもセキュリティ強化の影響が及びます。
5月10日以降ミーティングパスワードの入力が必須に
セキュリティが脆弱であるという問題への対応のため5月10日以降、無料版ZoomでミーティングIDを入力して参加する際にパスワードの入力が必須となりました。
5月10日以降のバージョンにZoomを更新すると適用される仕様です。有料プランでは今まで通り使うことができます。
この仕様変更によって無料版Zoomを使ってミーティングに参加する人はミーティングIDとミーティングパスワードを入力しなければなりません。
パスワードが正しいのにミーティングに参加できないときの対処法
ミーティングパスワードを正しく入力したにも関わらず、ミーティングに参加できないという不具合が起きているようです。
このような不具合が起きた場合には以下に示す対処法を試してみてください。それらの方法で解決しなかった場合にはZoomテクニカルサポートへリクエストを送信することを推奨します。
Zoomの不具合が解決できない状態ですぐにビデオ通話をしたいという場合にはブラウザ上で使えるGoogleMeetの利用をおすすめします。
GoogleMeetに関しては以下の記事が詳しいです。
⇒GoogleMeetの使い方(スマホ・PC)を徹底解説!
教えてもらったパスワードが実際には正しくない場合
まず疑いたいのはパスワードが本当に正しいのかということです。
入力時にパスワードが表示されないため間違える、参加者に伝える際に間違えるといったことが起こります。ホスト(ミーティングの主催者)から教えてもらったパスワードを慎重に入力し、それでも参加できなかった場合には以下のように対処してください。
再度パスワードを教えてもらう
複数の参加者に間違ったパスワードが伝わっていた場合には再度パスワードを教えてもらいましょう。
ホストはミーティング画面からミーティングIDやミーティングパスワードを確認することができます。まずミーティング画面左上のⓘのアイコンを選択してクリックします。
ミーティングルームの詳細情報が表示されます。ここに表示されたパスワードをコピー&ペーストして参加者に再送信しましょう。
ワンクリックで参加できるように設定してもらう
ミーティングを開催する毎にパスワードの送信をしないで済む方法があります。それは「ワンクリックで参加」できるようにすることです。ホストにワンクリック参加の設定を有効してもらいましょう。
Zoomトップページからサインインして表示されるマイプロフィール左側の「設定」を選択してクリックします。
詳細設定一覧を下にスクロールします。
「ミーティングをスケジュールする」の項目にある「ワンクリックで参加できるように、ミーティングリンクにパスワードを埋め込みます。」の設定を有効にします。右側のボタンをクリックしてください。
右側のボタンが青色になっていれば設定が有効です。
「ワンクリックで参加」の設定を有効にした後、ミーティングルームの詳細上の画面の「URLのコピー」を選択してクリックします。これでパスワード付きのURLがコピーできます。
参加者はホストからこのURLをメールやSNSで教えてもらいましょう。
URLが送られて来たら参加者はメールを開いてURLをクリックしましょう。
Zoomを開きますか?という画面が表示されます。「Zoomを開く」を選択してクリックします。
ミーティングID、ミーティングパスワードを入力することなくミーティングに参加することができます。ワンクリックURLからミーティングに参加するとミーティングパスワードの入力が省略され非常に簡単にミーティングに参加できます。
ココがおすすめ
ワンクリックで参加できることについてミーティング前にホストに伝えておきましょう。ミーティング参加時の手間を全て省くことができます。
ミーティングが終了している場合
ミーティングが終了していた場合、正しいIDとパスワードを入力してもミーティングに参加できません。ホストはミーティングルームを作り直すなどしていると起きる不具合です。
ホストにミーティングルームを作り直していないか連絡をとり、作り直していた場合には新しいルームのIDとパスワードを教えてもらうようにしましょう。
ホストがパスワードを変更していた場合
ミーティングパスワードはミーティングルームを開いていても変更が可能です。あまり考えられるケースではありませんがミーティング開催中にホストがパスワードを変更していた場合、事前に伝えられたパスワードを正しく入力してもミーティングに参加することはできません。
ホストに連絡をとり、新しいパスワードを教えてもらうようにしましょう。
ブラウザに問題がある場合
Zoomをブラウザ上で使っているとバージョンが古い、不具合の多いInternet Explorerであるなどブラウザが原因となってZoomに不具合を起こす場合もあります。
Zoomをブラウザ上で使う方法については以下の記事が詳しいです。
⇒Zoomがインストール出来ない!対処法を徹底解説
ミーティング前にブラウザは最新版かつZoomの仕様に適したもの(Google Chrome、Firefox、Safariなど)を使うようにしましょう。またブラウザのクッキー・キャッシュ(閲覧したことがあるサイトを素早く表示させるためのデータ)を消すと問題が解決する場合もあります。
キャッシュをクリアする
Google Chromeでのキャッシュクリアの手順を解説します。右上の「・・・」アイコンを選択してクリックします。
Google Chromeのメニューから「設定」を選択してクリックします。
設定一覧を下にスクロールします。
「閲覧履歴データの削除」項目を選択してクリックします。
過去のどれ期間まで履歴を消去するするか選択します。今回過去7日間の履歴を削除します。
閲覧履歴のチェックは外しておきます。
「データを削除」ボタンをクリックするとキャッシュとクッキーを削除できます。
Zoomアプリが最新版でない場合
Zoomを最新版にしておかなければ様々な不具合が起きやすくなります。特にミーティングパスワードが必須になったのはZoom5.0から追加された仕様であるため、入力時不具合が発生する可能性はかなり高いものと考えられます。
Zoomのアップデートはミーティング前に済ませておきましょう。
ネット回線が不安定な場合
ミーティングIDとパスワードを正しく入力しても、ネット回線が不安定だとZoomにIDとパスワードが認識されないことがあります。そのような状況で何度もIDとパスワードの認証に失敗すると入力がロックされしばらくできなくなってしまいます。
一度でも認証に失敗したらネット接続が安定しているか確認しましょう。WiFi接続が不安定であればPCをルーターの近くに移動させる、ルーターを再起動させるなどして接続を改善する必要があります。
PCをネット回線に有線接続したり、ネット利用者が多い時間帯でのZoom使用を避けることも有効です。ZoomのトップページにZoomの混雑状況が表示されるためミーティングに前に確認しておくとよいでしょう。
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