リモートワークが増加する中で、利用も増えてきたオンラインミーティングサービス「ZOOM」。「ZOOM」ではマイクが内蔵された機器を使うことによってオンライン上で会話することも可能です。
この記事では「ZOOM」で音声会話するためのマイク設定の手順とマイクが検出されない、相手の声が聞こえない場合の対処法について解説します。
Contents
ZOOMのマイク設定手順
Zoomに参加するときに会話したいなら、マイクが必要になります。
内蔵マイクがある場合はそのまま接続なしで、別途必要な場合はその機材を端末本体に接続すればOKです。
ココがポイント
マイクとは言っても、内蔵されていることも多いため別途購入する必要がない可能性もあります。
また、単純にマイクだけではなくイヤホンやヘッドホンと一体になったタイプの商品もあるので、新しく購入する前に自分の持っているイヤホンやヘッドホンを確認してみると良いでしょう。
端末と接続(Bluetooth搭載モデル)
ワイヤレスタイプのマイクやヘッドセットなどにはBluetoothが搭載されていることが多いです。
もし、利用したいマイクやヘッドセットがワイヤレスタイプだった場合この手順で接続しましょう。
Bluetoothで接続する手順は、パソコンとスマホで異なることに注意してください。
ココがポイント
ワイヤレスタイプのヘッドセットやマイクを使っている場合は、まずこれを行わないと音声入力ができません。
ワイヤレスタイプの場合は、真っ先に設定するようにしましょう。
端子で繋ぐタイプはこの手順を無視して問題ありません。
Bluetoothの接続方法(スマホ)
まずスマホとワイヤレス機器を繋ぐ手順について解説していきます。
接続方法は、そのワイヤレス機器によって異なります。ここでは、一例を紹介しますが、詳しくはそのワイヤレス機器の説明書をご覧ください。
今回はロジテック製の「LBT-HS07シリーズ」を例として挙げて説明します。
まず、赤枠で囲んだ「マルチファンクションボタン」を5秒以上長押ししましょう。
ボタン部分がチカチカ点滅し出したらペアリングモード状態です。
スマホでの作業に移ります。
画面を上から下にスワイプしてください。
Bluetoothをオン。
「設定」をタップします。
「機器接続」を選択しましょう。
「新しい機器とペア設定する」をタップします。
後は検出されたワイヤレス機器をタップし「接続」すればOKです。
Bluetooth搭載PCか確認する
パソコンの場合は、使っているパソコンがBluetooth搭載か確認しておくようにしましょう。
Bluetoothで繋ぐタイプのマイクやヘッドセットは多いので、この機能がないとワイヤレスタイプは接続できない可能性があります。
パソコンで簡単にBluetooth搭載か確認するには、「Bluetooth」と検索して上の画面の表示があるかでチェックできます。
ココに注意
項目が表示されない場合は、残念ながら搭載されていないパソコンである可能性が高いです。
Bluetoothの接続方法(PC)
パソコンがBluetooth対応だったら、「Bluetooth」と検索して「Bluetoothとその他のデバイスの設定」をクリックしてください。
「Bluetooth」をオンにして、「Bluetoothまたはその他デバイスを追加」するをクリックします。
「Bluetooth」を選択しましょう。
検出されたマイクから接続したいものをクリック。
マイクの接続ができました。
「完了」をクリックして設定を終了してください。
パソコン版の設定
マイクが繋げたら、次は各種設定を行いましょう。
この項目では、パソコン版Zoomの設定方法について解説していきます。
マイミーティング設定
まずはマイミーティング設定を変更します。
マイミーティング設定で設定すると、自分が主催するミーティング全体に設定が反映されます。
マイクを有効にするなら、「設定」をクリックしてください。
「ミーティングをスケジュールする」にある「電話とコンピューター音声」にチェックを入れればOKです。
ココがポイント
これは、あくまで推奨の設定なので、これを有効にしただけでマイク設定が有効になるわけではありません。
ミーティング時
実際にミーティングに参加するときは、「コンピューターでオーディオに参加」をクリック。
「マイクを許可」すればOKです。
スマホアプリ版の設定
マイクが繋げたら、次は各種設定を行いましょう。
この項目では、スマホアプリ版Zoomの設定方法について解説していきます。
アプリ設定
スマホアプリ版Zoomを使っている場合は、アプリそのものの設定の見直しも必要です。
まず「設定」をタップしてください。
「アプリと通知」を選択します。
「Zoom」をタップ。
「許可」を選択してください。
マイクを上の画像通りオン状態にすればOKです。
アプリ
アプリ内の設定も変更します。
まずは「設定」をタップしてください。
「ミーティング」を選択します。
「自分のマイクを常にミュート」をオフ状態にしましょう。
参加時
参加時にオンオフを切り替えることも可能です。
参加時にマイクへのアクセス権を与える表示が出るので、「許可」をタップしてください。
ミーティング画面では、こちらがマイクがミュート状態です。
タップすることで解除でき、マイクがオンにすることもできます。
ココがポイント
このあと、【ZOOMでマイクテストするときの手順】【ZOOMでスピーカーのテストをする手順】で音量の調整やテストを行って問題ないようならOKです。
オフ・ミュートにする
Zoomにおけるマイクミュート(OFF)状態は上の画像の通り、マイクが赤く表示されて斜め線が入っているときです。
タップすることで解除したり、再度ミュート状態にしたりできます。
マイクに限らず、様々なマイミーティング設定の手順について知りたい場合は、下記の記事が詳しいです。
⇒ZOOMのマイミーティング設定ではどんなオプションを付けられる?おすすめ設定を紹介!
また、音声だけで参加したいときの手順について知りたい場合は、下記の記事を参考にすると良いでしょう。
ZOOMでマイクテストするときの手順
Zoomでミーティングに参加する前にマイクテストすることをおすすめします。
なお、ミーティング時にテストすることも可能です。
ミーティング前
Zoomでミーティング前にマイクテストするなら、メニューをクリックします。
「オーディオ」タブを選択して「マイクのテスト」をクリック。
声や音を出してみて、Zoomが反応(緑色の入力バーが動く)すれば、マイクは正常に音を拾っていると分かります。
「自動で音量を調整」にチェックを入れることで、自動的に入力音声の調整が可能です。
ココがポイント
さらにレコーディングを押すことで、認識できるくらいきちんと音が拾えているかのチェックを行うことも可能です。
参加時
ミーティング参加時にマイクテストをすることもできます。
マイクテストするには、「コンピュータオーディオのテスト」をクリックしてください。
声や音を出してみて、Zoomが反応(緑色の入力バーが動く)すれば、マイクが正常に音を拾っています。
「自動で音量を調整」にチェックを入れることで、自動的に入力音声の調整が可能です。
ZOOMでスピーカーのテストをする手順
Zoomでミーティングに参加する前にスピーカーのテストも行っておくと良いでしょう。
実際に参加したときのトラブルを防ぐことが可能です。
ココがポイント
ミーティングで上手くスピーカーが動作しないとき、音量に問題などあるときは、こちらを使って調整したり確認を行ったりすると良いでしょう。
ミーティング前
スピーカーのテストをするには、まずアイコンをクリックしてください。
「オーディオ」を選択し「スピーカーのテスト」をクリックして音声を再生します。
このとき音が聞こえればOKです。
聞こえない場合や小さすぎる場合は、下記の対処を取るようにしてください。
- 別のスピーカーを選択
- 出力音声を調整
参加時
ミーティング参加時にスピーカーのテストを行う場合は、「コンピューターオーディオのテスト」をクリック。
このとき音が問題なく聞こえるようであればOKです。
聞こえない場合や小さすぎる場合は、下記の対処を取るようにしてください。
- 別のスピーカーを選択
- 出力音声を調整
ZOOMでマイクが検出されない、反応しないときの原因
Zoomでマイクが検出されなかったり、反応しなかったりして、自分の声が拾えない場合の原因は下の通り。
どこに問題があるのか | 問題と原因 |
マイク | 接続できていない |
故障している | |
充電切れ | |
接続の問題 | ワイヤレスヘッドホンやマイクを使っているときに、パソコンやスマホと接続できていない |
設定 | Zoomアプリの設定でマイクがOFF状態 |
アプリ内の設定でマイクがミュート | |
ミーティング画面でマイクがミュート | |
音量が小さすぎる |
ZOOMでマイクが検出されない、反応しないときの対処法
Zoomでマイクが反応しなかったり、検出されなかったりなど、音声の入力がうまく行かないときの対処法を紹介します。
接続を確認する
ワイヤレスのヘッドセットやイヤホン、マイクを使っているときは、パソコンやスマホとワイヤレス機器がうまく接続できていない可能性があります。
ワイヤレス機器が接続されているかの確認は「設定」をタップ。
「機器接続」を選択してください。
こちらのページに機器接続がある場合は表示されます。
接続されていない場合はこちらに表示されません。
表示されていない場合は、これから解説する【Bluetoothの接続方法】でペアリングしてください。
Bluetoothの接続方法(スマホ)
接続方法は、そのワイヤレス機器によって異なります。
ここでは、一例を紹介しますが、詳しくはそのワイヤレス機器の説明書をご覧ください。
今回は、ロジテック製の「LBT-HS07シリーズ」を例にして説明していきます。
まず、画像赤枠ある「マルチファンクションボタン」を5秒以上長押ししましょう。
ボタン部分がチカチカ点滅し出したらペアリングモード状態です。
画面を上から下にスワイプしてください。
Bluetoothをオンにします。
「設定」をタップ。
「機器接続」を選択しましょう。
「新しい機器とペア設定する」をタップ。
後は検出されたワイヤレス機器をタップし「接続」すればOKです。
ココに注意
ワイヤレス機器は、Bluetooth機能を使うことが多いです。
パソコンによっては、元からBluetooth機能がないものがあることに注意してください。
Bluetooth搭載PCか確認する
パソコンの場合は、そのパソコンがBluetooth搭載か確認しておくようにしましょう。
Bluetoothで繋ぐタイプのマイクやヘッドセットは多いので、この機能がないとワイヤレスタイプは接続できない可能性があります。
パソコンで簡単にBluetooth搭載か確認するには、「Bluetooth」と検索して上の画面の表示があるかでチェックできます。
こうした項目が表示されない場合は、残念ながら搭載されていないパソコンである可能性が高いです。
Bluetoothの接続方法(PC)
パソコンがBluetooth対応だったら、「Bluetooth」と検索して「Bluetoothとその他のデバイスの設定」をクリックしてください。
「Bluetooth」をオンにして、「Bluetoothまたはその他デバイスを追加」するをクリックします。
「Bluetooth」を選択しましょう。
検出されたマイクから接続したいものをクリックします。
マイクが接続ができました。
「完了」をクリックして設定を終了してください。
充電する(ワイヤレス機器)
ワイヤレス機器をペアリングするときに検出されなかったり、接続しているはずなのに音声の入力が出来なかったりしたときは、充電不足あるいは充電切れが原因の可能性があります。
このときは、そのワイヤレス機器の充電を行うようにしてください。
ココがポイント
ワイヤレス機器を使っていて、いきなりマイクが反応しなくなったり、相手に声が聞こえなくなったりしたときは、真っ先にこれを疑うようにしましょう。
一度抜いて再度差し込む
ワイヤレス機器ではなく、イヤホンジャックなど端子を挿すタイプのマイクやヘッドセットを使っている場合は、うまく接続できていない可能性があります。
一度、端子を抜いて再度差し込むようにしてください。
ココに注意
差し込んでも接続できない場合や反応したりしなかったりを繰り返す場合は、マイクやヘッドセット本体が壊れている可能性があります。
特にジャック部分の付け根あたりは中で配線が切れてしまう故障が多いです。
設定を変更する
Zoom本体やミーティングの設定に問題がある場合は、設定を見直すようにしましょう。
「設定」をクリックしてください。
「電話とコンピューター音声」にします。
実際にミーティングに参加するときは、「コンピューターでオーディオに参加」をクリック。
「マイクを許可」すればOKです。
スマホ(アプリ設定)
スマホアプリ版Zoomを使っている場合は、設定の見直しも必要です。
まず「設定」をタップしてください。
「アプリと通知」を選択します。
「Zoom」をタップ。
「許可」を選択してください。
マイクを上の画像通りオン状態にすればOKです。
アプリ
スマホアプリ版では、まず「設定」をタップ。
「ミーティング」を選択してください。
「自分のマイクを常にミュート」をオフ状態にしましょう。
参加時
参加時にマイクへのアクセス権を与える表示が出ます。
このとき、間違えて「許可しない」を選択してしまったときにも、このような問題が起こります。
ミーティング画面では、こちらがマイクがミュート状態です。
タップすることで解除でき、マイクがオンになります。
マイクをオンにする状態にしているはずなのに、なぜかミュートになってしまう場合は、ホスト側がそのように設定している可能性が高いです。
自分でミュートを解くようにしてください。
ココがポイント
パソコンでも同様のことが言えます。
勝手にミュートになってしまう設定がされている場合は、自分で解除するようにしてください。
音量
マイクの入力音声が小さいときは、【ZOOMでマイクテストするときの手順】でテストのときに「自動で音声を調整」にチェックを入れるか、自分で好きなように調整すると良いでしょう。
ZOOMで相手の声が聞こえないときの原因
Zoomを使っていて相手の声が聞こえないときの原因は下の通り。
- ワイヤレス機器の接続に問題がある
- ワイヤレス機器の充電が不十分、充電切れ
- 接触不良、上手く差し込めていない
- 設定に不備あり
- カメラアプリが起動している
- 音量が小さすぎる
- 機器が故障している
- 相手のマイク入力に問題あり
ZOOMで相手の声が聞こえないときの対処法
Zoomで会話している相手の声が聞こえないときの対処法について解説します。
原因 | 対処法 | 参照項目 |
ワイヤレス機器の接続に問題がある | 接続を確認する | 接続を確認する |
接触不良、上手く差し込めていない | 一度抜いて再度差し込む | 一度抜いて再度差し込む |
ワイヤレス機器の充電が不十分、充電切れ | 充電する(ワイヤレス機器) | 充電する(ワイヤレス機器) |
上記の項目に関してはそれぞれの【参照項目】に該当する【ZOOMでマイクが検出されない、反応しないときの対処法】の項目と同じ手順で解決できます。
設定を変更する
「Zoom」のアプリ権限自体には、スピーカーの設定はありません。
スピーカーは参加時にオンオフすることが可能です。
スピーカーアイコンの横がバツになっているときは、スピーカーが無効状態になっています。
スピーカーアイコンをタップしてください。
バツがなくなりました。
これでスピーカーが有効になりました。
ココがポイント
パソコンでも同様のことが言えます。
勝手にミュートになってしまう設定がされている場合は、自分でクリックして解除しましょう。
スカイプ、カメラを終了する
スカイプやカメラ機能が起動していて、そちらにリソースが取られてしまっている可能性もあります。
自分だけ声が聞こえないという事態が起こったらこれを疑いましょう。
これが原因のときは、スカイプやカメラ機能を終了してスマホを再起動して再入室するようにしてください。
音量
相手の声が聞こえないときで音量に問題があるケースでは、対処法が下の2つに分かれます。
自分の音量が小さい:スピーカーの音を上げる
相手のマイク(入力)に問題あり:マイクテストで調整する
まずはミーティング画面で音量を上げてみて、それでも聞こえないようなら【ZOOMでスピーカーのテストをする手順】と同様の手順でスピーカーのチェックと調整を行ってください。
それでも解決できないようなら、相手の入力に問題がある可能性が高いです。
声が聞こえない参加者に対して【ZOOMでマイクテストするときの手順】と同様の手順でテストをして調整するよう呼び掛けてください。
ZOOMで自分の声が聞こえないときの原因
ZOOMで自分の声が相手に聞こえないときの原因は下の通り。
原因 | 対処法 | 参照項目 |
マイク設定に問題がある | マイクの設定を変更する | 設定を変更する(マイク) |
ワイヤレス機器が接続できていない | 接続する | 接続を確認する |
機材が接続できていない | 一度抜いて再度差し込んでみる | 一度抜いて再度差し込む |
マイクの音量が小さい | マイク音量を上げるまたは調整する | ZOOMでマイクテストするときの手順 |
ワイヤレス機器の充電不足、充電切れ | 充電する | 充電する(ワイヤレス機器) |
相手のスピーカーの音量が小さい | スピーカーの音量を上げるまたは調整する | ZOOMでスピーカーのテストをする手順 |
スピーカーの設定に問題がある | スピーカーの設定を変更する | 設定を変更する(スピーカー) |
オーディオ設定の問題 | インターネットを利用した通話/退出して再起動し再入室 | 【ZOOMで自分の声が聞こえないときの対処法】参照 |
原因のうち「オーディオ設定の問題」以外の対処法については、それぞれの【参照項目】に該当する【ZOOMでマイクが検出されない、反応しないときの対処法】【ZOOMで相手の声が聞こえないときの対処法】の項目と同じ手順で解決できます。
ZOOMで自分の声が聞こえないときの対処法
【ZOOMで自分の声が聞こえないときの原因】で紹介した参照項目で解決できない原因の対処法について解説します。
ココがポイント
オーディオ設定の問題の解決法2つを紹介します。
インターネットを使用した通話を利用
「インターネットを利用した通話」を使うことで、自分の声が相手に聞こえない問題を解決することができる可能性もあります。
「インターネットを利用した通話」にするには、ミーティング時にオーディオをタップ。
「インターネットを利用した通話」をタップすることで可能です。
再入室
「インターネットを使用した通話」を選択しても解決しないときは、ミーティングルームを退出して、Zoomを再起動し、再入室すると解決します。
退出するときは「終了」をタップしてください。
「ミーティングを退出する」をタップします。
Zoomを再起動させたら「ミーティング」から、再開したいミーティング左にある「開始」をタップすればOKです。
ココがポイント
スマホアプリ版を使っている場合は、まず「インターネットを使用した通話」を試してみましょう。
これがダメだったら、再入室を試してください。
ZOOMで問題が解決しないときの対処法
これまで解説してきた方法で解決しないようなら、下記を試してみてください。
- ヘッドセットやヘッドホン、スピーカーなどの修理
- 端末の再起動
- 端末のアップデート
- アプリのアップデート
- 不要のアプリを強制終了
- 問い合わせ
なお、Zoomへの問い合わせはこちらから行うことができます。
ココがポイント
Zoom公式を見てみるとフィードバックもあります。
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