Zoomを利用したミーティングで、ヘッドセットから音が聞こえず困っているユーザーが多くいます。
この記事では「Zoom」利用時にヘッドセットから音が聞こえない原因と対処法について解説しています。
Zoomでへッドセットから音が聞こえない原因
Zoom利用時に、ヘッドセットから音が聞こえない原因は下記のように複数考えられます。
問題のあるところ/項目 | 原因 | 対処法 |
相手 | 会議の参加者がオーディオに参加出来ていない | オーディオに参加を許可する |
会議の参加者のマイクに問題がある | マイクの接続を確認する/修理や買い替えをする | |
会議の参加者がマイクの許可をしていない(参加時) | ミーティング参加時にマイクの許可をする/マイクアイコンを押す | |
会議の参加者がアプリの設定でマイクの許可をしていない(スマホアプリ版) | スマホアプリ版Zoomの設定でマイクを許可する | |
会議の参加者のZoomがミュート状態になっている | アイコンを押してミュートを解く | |
会議参加者のボリュームが小さすぎる | ボリュームを上げる | |
設定 | サウンド設定を正しく行っていない(PC) | サウンド設定の確認を行う |
自分のボリュームが小さすぎる | ボリュームを上げる | |
自分のZoomがミュート状態になっている | ミュートを解除する | |
インターネット | ルーターの位置に問題がある | ルーターの位置を変更する |
電波の届きにくい場所である | 場所の移動/窓や扉を開ける | |
通信制限が発生している | 時間を置く | |
機器 | 周辺機器のトラブル | 接続の確認/修理や買い替え |
許可 | 自分のZoomアプリでマイクの許可を出していない(相手のヘッドセットから音が聞こえないとき) | 自分のZoomアプリでマイクの許可を出す |
ヘッドセット | ヘッドセットの不調 | ヘッドセットの接続を確認する/ヘッドセットの修理や買い替え |
バグ・不具合 | バグや不具合が発生している | ミーティングルームを一度退出して再入室する |
CPU・ネットワークエラーなど | 他のアプリケーションが負担 | 不要なアプリケーションを強制終了する/再起動 |
CPU | 起動しているブラウザやタブが多すぎる | 不要なタブやブラウザを閉じる/再起動 |
拡張機能が重い(ブラウザ版) | 拡張機能を停止または削除 | |
キャッシュやデータが重い | キャッシュとデータの削除 | |
OS | OSが古い | OSのアップデート |
アプリ | バージョンが古い | アプリのアップデート |
そもそも、オンラインでの対話ツールなので、音が聞こえない原因が自身ではない可能性もあります。
ビジネスシーンで多く使われている「Zoom」で不調があると、大切なオンラインミーティングに参加できない等、大きな影響があるので早めに原因を追究しましょう。
Zoomのルーム作成方法!状況別の使い分け方も紹介(スマホ・PC版)
ルーター位置の変更などネットワーク全般に関しては下記の記事を参考にしてください。
アプリやデータの削除に関しては下記の記事が詳しいです。
拡張機能が問題になっていて、無効化または削除したいときは下記の記事を参考にすると良いでしょう。
Chrome(クローム) 拡張機能を削除する手順に関して解説!
Zoomでへッドセットから音が聞こえない場合の対処法
Zoomでヘッドセットから音が聞こえない原因は様々で、原因の発生箇所によって対処法が異なります。
PC自体の設定変更が必要なケースから、小さなミスを見落としていただけという事も考えられるので、原因を頼りに対処方法を探っていきましょう。
相手にオーディオ参加してもらう(PC版)
Zoomのヘッドセットで音声が聞こえない場合、相手の設定にミスがあるケースが多いです。
よくありがちなミスとして、「相手がオーディオに参加できていない」可能性があります。
Zoom初心者の方の中には、ミーティングルームに参加した時点で会話が出来ると思っている方もいます。
ですが、相手へ音声を届けるには画面左下にある「オーディオに参加」を押さないと、自身の声は届きません。
相手がZoomを使慣れていない場合は、別のアプリを使って使い方を解説してあげるとスムーズです。
相手にマイクの許可を促す
Zoomにマイクの許可がされていない可能性も考えられます。
マイクの許可をおこなわないと、相手へ自身の声が届かないので、こちら側のヘッドセットから音声を流れません。
また、逆に自分がマイクの許可をしておらず、自分の声が相手のヘッドセットから聞こえないときもあります。
これが原因の時は自身のデバイスでマイク許可を出す必要があります。
もし、相手の音声が聞こえないのであれば、マイクのアクセス許可をオンにしてもらいましょう。
マイクの検出が出来ない場合は、以下のページで詳しく解説しています。
また、マイク設定についても詳しいのでぜひ参考にしてください。
ZOOMでマイク設定する手順やマイクが検出されない、相手の声が聞こえない場合の詳細と対処法を紹介!
相手側がミュートになっていないか確認する
Zoomには、ミーティング画面の左下にマイクマークの「ミュート機能」が存在します。
ミュート機能は自身の音声を遮断する機能で、オンにすると相手には自身の声が聞こえません。
聞かれたくない音声があればミュート機能で自身側の音を消せるため便利ですが、たまに誤操作によりミュートがオンになってしまう事があります。
気が付きにくいですが、よくあるミスなので、どちらかの音声が届かない場合は一度確認してみましょう。
サウンド設定を正しく設定する(PC版)
PCを使ってZoomを利用する際、ヘッドセットを接続する場所が複数ある事が多いです。
その場合「PCのサウンド設定」を正しく行っていなければ、接続しているヘッドセットから音声が出せません。
ディスプレイから音声を出しているのか、スピーカーから音声を出しているのかなど、自身の設定を改めてチェックしましょう。
設定方法は、使用しているPCにより大きく異なる場合があります。
ネットワーク上のトラブルを確認する
一部ネットワーク上のトラブルにより、音声が聞こえなくなるケースがあります。
ネットワークの伝送速度が遅い場合等に、音声が飛んでしまったり、全く音が聞こえなくなる事もあります。
また、使用しているセキュリティソフトによって、ネットワークの不具合が発生しやすい環境になっている可能性もあるので注意が必要です。
ネットワーク環境を良くするための方法としては下記の記事が詳しいので参考にしてください。
無線LANを使用している場合は、有線LANに変えるなどネットワーク機器の見直しにより改善される事もあります。
周辺機器のトラブルでないか確認する
PCやスマホの設定以外にも、ヘッドセット本体や相手のマイク環境など、周辺機器に不調がある可能性も考えられます。
特に対話している相手のマイクに不調があると、こちら側に音声が届かないので、場合によっては買い替えも検討したほうが良いでしょう。
音質は、マイクスピーカー自体のクオリティーにも大きく左右されるため、安物のマイクスピーカーではかなり音質が落ちてしまいます。
最悪の場合、音が届かない事もあるので、マイクスピーカーはある程度のクオリティの物を購入したほうが、後々に買い替えるコストを軽減できます。
【2020年最新版】ZOOM Cloud Meetingsの使い方を解説!
ボリュームの調整をする
非常に見落としがちなミスとして、接続している箇所のボリュームや、スピーカーマイク自体のボリュームが小さい、またはミュート状態になっている事があります。
音量を一度大きく上げてみる、またはミュートではない事を確認しましょう。
ミュート状態になっている場合、上の画像にあるマイクマークに赤の斜線が入っています。
解除するには、マイクのアイコンを再度タップしましょう。
Zoomアプリにマイクへのアクセスを許可してもらう
通話相手がスマホアプリ版を利用中の場合、「Zoomからマイクへアクセスする許可」をしていないと音声がこちらに届きません。
こちらの音声環境に不備が無い場合は、相手の利用環境を確認しましょう。
・Zoomからマイクへアクセス可能にする手順
まずは、ホーム画面から歯車マークの「設定」をタップしましょう。
設定を開いたら下にスクロールしていき、「Zoom」の項目をタップします。
赤枠で囲ってある、「マイク」の右にあるボタンをタップし、緑色に変わればアクセス許可完了です。
ココに注意
自分の声が相手のヘッドセットから聞こえないケースで、自分のマイクが有効になっていないケースもあります。
これが原因のときは、自身のアプリでマイクの許可をするようにしましょう。
音声出力の確認
PCから「Zoom」を利用する場合、音声の出力設定を変えなければいけないケースもあります。
デュアルディスプレイを使っていて、右のディスプレイから音声出力をしているのに、ヘッドセットは左に挿している等のミスがあると正しく音声が再生されません。
また、接続端子の場所が違ったりしていないか確認しましょう。
・音声の設定確認方法
PC種類によりますが、Windowsなら「設定」を開いてください。
そして、サウンドを選択しましょう。
出力デバイスを選択する画面があるので、自身がヘッドセットに接続している場所になっているか確認しましょう。
この時、音量の設定も0になっていないか必ずチェックしましょう。
出力デバイス選択画面の下にあるマスター音量を100にすることで、出量音量が最大になります。
これも、自分の声が相手のヘッドセットから聞こえないケースだと、相手の音声出力に問題がある可能性があります。
相手の音声出力に問題がある場合は、同様の対処を取るように促してください。
ヘッドセットの交換
使用しているヘッドセットの不調が原因の場合は、買い替えしか方法はありません。
ですが、使用するスピーカーマイクをあまりに安すぎる物にしてしまうと、音声が聞こえなかったり、声が上手く伝わらず通話相手に迷惑をかける事もあります。
改めて購入するのであれば、使用していた不調のヘッドセット以上のクオリティの物を選択するようにしましょう。
周辺機器の接続確認
ヘッドセットに関する周辺機器の接続が正しくされているかを確認しましょう。
また、自分の声が相手のヘッドセットから聞こえない場合は、その参加者のヘッドセットに問題がある可能性もあります。
一口にヘッドセットと言っても、接続部分には種類があります。
基本的に使用されているタイプは・イヤホンやヘッドホンと同形状の「3.5ミニプラグ」・PCでは一般的な「USB」・無線で通話が可能な「Bluetooth」の3種類です。
プラグやUSBの挿し込みは正しいか、間違った部分に挿していないか、Bluetoothの接続設定は正しく行われているか等をチェックしましょう。
ミニプラグにヘッドセットを挿し込む場合は、赤(マイク)と緑(スピーカー)の差込口に正しく接続してください。
ZOOMでマイク設定する手順やマイクが検出されない、相手の声が聞こえない場合の詳細と対処法を紹介!
ミーティングルームを一度退出する
音声設定や周辺機器トラブルが原因ではない場合、ミーティングルームを一度退出して、再度参加すれば治ることがあります。
非常に簡単ですが、ネットワーク関係のエラーでは有効な対処法なので一度試してみてください。
通話アプリのDiscordなどでも良く使われている対処法です。
サインインやサインアウトに関する説明は、以下のページからご覧ください。
「ZOOM Cloud Meetings」にサインイン・ログアウトする方法とサインインできない場合の対処法
他のアプリを立ち上げない
PC版やスマホ版に関わらず、Zoomミーティングをおこなう際には、複数のアプリを起動しないようにしましょう。
他のアプリが起動状態にあると、ネットワークのエラーが発生しやすくなったり、動作間環境に不具合が発生して、音声が聞こえなくなる場合があります。
特に容量の少ないデバイスは、データを同時に処理する能力が高くないので注意が必要です。
また、検索バーやsafariを大量にため込まないようにしましょう。
その他の方法
スマホ版PC版に限らず、Zoomで音声が再生されない場合の対処法は複数あります。
ポイント
・インターネット環境の見直し
・タスクやキャッシュを削除する
・アプリを一度落として再起動
・デバイスの再起動
・OSあるいはアプリ自体のアップデート
複数のトラブルが原因の事もあるので、対処法は自身の利用環境によって変えていく必要があります。
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