最近、話題にのぼることも多いオンライン会議アプリ「Zoom」。このサービスが、Web会議、セミナーなど様々な場面で使われているのは、大人数で参加できることや便利な機能が実装されているからです。
この記事ではZoomの特徴や魅力、出来ることに着目してZoomとは何なのか詳細について説明します。
Contents
ZOOMって何?どんなことに使われているの?
ZoomはSkypeのようにオンラインで人とビデオ通話ができるシステム。
ただし、Skypeとは異なり、ビジネスに便利な機能が多数あり、Skypeより多くの人と一度にコミュニケーションが取ることが可能です。
Zoomでは、下記のようなときに向くサービスです。
- しっかりコミュニケーションを取って相談したい
- 相手と顔を見て会議したい
- ひとりだと集中力が途切れる
また、ビジネスに特化したWeb会議システムであるZoomは、実際に下記のようなことに利用されています。
- ミーティング
- 社内研修
- オンラインセミナー
- オンラインレッスン
- オンライン飲み会
ココがポイント
新型コロナウイルスの流行によって、オンライン飲み会やオンライン帰省が推奨されています。
こうしたオンラインでのコミュニケーションにZoomを使う人も多いです。
サービスや機能の詳細について
Zoomのサービスや機能について解説します。
メリット
Zoomのメリットは下記の通り。
- 料金がリーズナブル
- 無料でも最大100人参加できる会議ができる
- ビジネスに役立つ機能が多数実装
- 高音質、音の遅延が少ない
- 比較的簡単に操作できる
- 様々な端末で利用可
- インストール不要
- アカウント不要
- 豊富なオプション
- 40,000人以上が参加できるプランも
- ワンクリックで話せる
- 高画質
- グループ分けもできる
Zoomにはブラウザ版もあるため、インストールしなくても会議を主催したり、参加したりできます。
また、会議を主催するときはアカウントが必要ですが、会議に参加するときは必ずしもアカウントを必要としません。
招待メールの送り方と招待メールから参加する手順については下記の記事を参考にしてください。
運営会社
Zoomの運営会社の基本情報は下記の通り。
運営会社 | Zoomビデオコミュニケーションズ |
従業員数 | 1,958人(2019年時点) |
設立年 | 2011年 |
本社所在地 | アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ |
Zoomビデオコミュニケーションズは、多くの受賞歴がある会社で従業員数も多いです。
リモートワークの拡大によって需要が増した企業でもあり、世界で3億人以上のユーザーがいます。
料金プランと違い
Zoomには有料プランと無料プランがあり、使える機能が異なります。
ただし、無料であっても100人が参加できる会議を主催でき、基本的な機能は使うことが可能です。
Zoomの無料プランと有料プランの違いについては下記の記事を参考にしてください。
⇒ZOOMは本当に無料なの?無料でどこまで使えるの?有料と無料の違いに関して解説!
機能
Zoomには、ミーティングの開催参加の他、多くの機能があります。
Zoomの機能や使い方について下記の記事を参考にしてください。
⇒【2020年最新版】ZOOM Cloud Meetingsの使い方を解説!
動作環境
Zoomの動作環境について解説します。
PC
ZoomのMac、Windowsにおけるサポートされる環境は下記の通り。
- MacOS10.7以降搭載のMac OS X
- Windows7
- Windows8または8.1
- Windows10
- SP1以降搭載のWindows Vista
- SP3以降搭載のWindows XP
ブラウザ版でサポートしているものは下記の通りです。
Windows | IE7+/Firefox/ Chrome/Safari5+ |
Mac | Firefox/ Chrome/Safari5+ |
Linux | Firefox/ Chrome |
RAMおよびプロセッサの要件は下記の通り。
RAMは作業用のメインメモリ、プロセッサはパソコンで頭脳の役割を持ちCPUとも呼ばれます。
ココに注意
基本的な使い方なら、こちらで紹介したスペックで動作するでしょう。
しかし、レコーディング機能など特殊な機能を使いたいなら、もっと高性能なパソコンでないと難しいです。
iOS/Android
iOSとAndroidのサポートされるOSバージョンは下記の通りです。
- iOS 7.0またはそれ以降
- Android 4.0xまたはそれ以降
ZOOMに必要な物って何?
Zoomを使うために必要は物は下記の通り。
- 端末
- ネット環境
- マイク、イヤホン、ヘッドセットなど
- Webカメラ
- アカウント(主催するとき)
- メールアドレス(アカウント作成時)
Zoomはスマホアプリ版もパソコン版もあるため、パソコンやスマホ・タブレット端末(AndroidまたはiPhone)があれば参加可能です。
「マイク、イヤホン、ヘッドセットなど」は、特にパソコンでZoomを利用するときに必要となります。
自分の声を入力するものと相手の声を聞くものがあれば良いので、マイクとイヤホンが一緒になっているヘッドセットがおすすめです。
スマホは元々カメラが付いているので別途用意する必要はありませんが、パソコンの場合はWebカメラが内蔵していない物もあるため、Webカメラを用意して接続しなければならないこともあります。
パソコンにWebカメラが内蔵されているかの確認方法に関しては、下記の記事を参考にしてください。
⇒Zoomのカメラを設定する手順やカメラに表示されない、映らない場合の詳細と対処法を紹介!
ココがポイント
Zoomはブラウザ版もあるため、インストールしなくても使うことができます。
ZOOMのミーティング前の準備
Zoomに参加する前に、カメラやマイク、スピーカーの設定をするようにしましょう。
そうしないと、相手の声が聞こえなかったり、自分の声が相手に届かないなどのアクシデントが起こる可能性もあります。
カメラ設定
Zoomにおけるカメラの設定は少し複雑です。
また、スマホとパソコン版で設定が異なることにも注意してください。
カメラの設定に関しては下記の記事が詳しいのでぜひ参考にしてください。
⇒Zoomのカメラを設定する手順やカメラに表示されない、映らない場合の詳細と対処法を紹介!
マイク設定
マイクはパソコンに内蔵されているものもありますが、ヘッドセットやマイク内蔵型のイヤホンを使うのがおすすめ。
というのも、こうした機器を利用した方が音がスムーズに入力でき、相手にも聞こえやすいからです。
詳しいマイクやヘッドセット、マイク付きイヤホンの設定に関しては下記の記事を参考にしてください。
⇒ZOOMでマイク設定する手順やマイクが検出されない、相手の声が聞こえない場合の詳細と対処法を紹介!
スピーカー設定
Zoomでは、マイクとイヤホンが一体型になっているマイク付きイヤホンや、ヘッドセットがおすすめです。
イヤホンやヘッドセットの設定方法に関しては下記の記事を参考にしてください。
⇒ZOOMでマイク設定する手順やマイクが検出されない、相手の声が聞こえない場合の詳細と対処法を紹介!
ZOOMの登録と操作方法
Zoomの基本的な使い方について紹介します。
登録(サインアップ)とサインイン/サインアウト
Zoomのアカウント登録の手順については下記の記事を参考にしてください。
⇒【2020年最新版】ZOOM Cloud Meetingsの使い方を解説!
また、サインインとログアウトする手順については下記の記事が詳しいです。
⇒「ZOOM Cloud Meetings」にサインイン・ログアウトする方法とサインインできない場合の対処法
また、昨今ではZoomの偽物があるという話もあります。
偽物と本物を見分ける方法や本物をインストールするために下記の記事も参考にすることをおすすめします。
⇒Zoomに偽物が出現!偽のZoomと本物のZoomを見分ける方法!
招待メールの送り方と招待メールからの参加
Zoomでは招待メールから参加すれば、アカウントを作らなくてもミーティングに参加することが可能です。
招待メールに関しては下記の記事を参考にすると良いでしょう。
参加方法と操作方法
Zoomの基本的な操作方法と参加方法については下記の記事を参考にしてください。
⇒【2020年最新版】ZOOM Cloud Meetingsの使い方を解説!
ミーティングのオプション設定
ミーティングに各種オプションを付けることが出来ます。
こうしたマイミーティング設定について詳しく知りたい場合は下記の記事を参考にしてください。
⇒ZOOMのマイミーティング設定ではどんなオプションを付けられる?おすすめ設定を紹介!
ZOOMって何?他サービスと比較して
Zoomを他のサービスと比較して、機能やサービスについて説明します。
LINEとSkype
ZoomはLINEやSkypeと比較して、多くの人数でミーティングを開催することが可能です。
また、ミーティング向きの機能が多数実装されていることが大きな違いと言えるでしょう。
さらに細かな機能の違いなどについては下記の記事を参考にしてください。
⇒【2020年完全版】ZOOMの代わりになるオススメオンライン会議システム43選を徹底比較!
⇒【徹底比較】ZoomとLineの違いや長所と短所を徹底比較!
どんなことが出来るの?
Zoomで実際に利用されていることや、出来ることについて説明します。
ミーティング
Zoomでは、オンライン上でミーティングをすることができます。
プランによっては1,000名も参加出来るため、大きな規模の集まりであっても十分に対応することが可能です。
また、下記のような会議にぴったりの機能が多数あります。
- スポットライトビデオ
- ホワイトボード
- 画面共有
- 資料共有
セミナー
Zoomでは、セミナー向けの「Zoom Webinar」というプランが用意されており、最大10,000人の閲覧ユーザーに対応できるパッケージも用意されています。
また、下記のようなセミナー向け機能もあります。
- デュアルモニター
- パネリストとプレゼンテーションを同時表示
- Facebook Live/YouTubeにリアルタイム配信
オンライン社内研修
Zoomはオンラインの社内研修にも活用されています。
オンライン研修に便利な機能は下記の通り。
- 画面共有
- スポットライトビデオ
- 資料共有
- 共同注釈
- ブレイクアウトルーム
この中でも、特に社内研修に便利な機能は「ブレイクアウトルーム」です。
ブレイクアウトルームでは、最大50の部屋に最大で200名の参加者を振り分けることができます。
また、共同注釈も研修に便利な機能のうちのひとつで、参加者は共有画面に注釈をつけることが可能です。
オンライン面接
Zoomをオンライン面接に利用することもできます。
音質が良く、音の遅延が少ないため、スムーズに面接可能です。
オンラインレッスン
Zoomをオンラインレッスンに利用している教室は多いです。
特に音楽関係の教室は、音質の高さや遅延の少なさから、Zoomを利用しているところも多くなっています。
また同様の理由から音楽のオンラインセッションに利用しているユーザーもいます。
会議やセミナーに便利な機能
会議やセミナーなどに便利な機能を紹介します。
片付かない部屋でも安心の「バーチャル背景」
バーチャル背景を使えば、実際の背景とは別の背景を設定することができます。
この大きなメリットは、部屋が散らかっていても、片付けることなく会議に参加できること。
バーチャル背景の設定に関しては下記の記事を参考にしてください。
⇒【完全版】ZOOMバーチャル背景の設定方法や背景が変わらない場合の詳細を徹底解説(素材も有り)
⇒【完全版】ZoomやSkypeで無料で利用できるバーチャル背景の素材200種類以上まとめ!
「会議室のパスワードロック」と「待機室」で第三者のアクセスを防ぐ
Zoomでは会議室にパスワードをかけたり、参加者を一度待合室に待機させてから入室させたりすることが可能です。
これをすることにより、第三者のアクセスを防ぐことができます。
2020年3月末から流行した「ZoomBombing」も、ロックをかけることで予防することが可能です。
「ZoomBombing」について詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。
ココに注意
待機室に脆弱性が発見されたので、修正までは利用しないようにしましょう。
「ブレイクアウトルーム」でグループ分け
ブレイクアウトルームを使えば、参加者を小部屋に割り振ることができます。
オンライン研修などにとても便利な機能です。
⇒ZOOMホスト(主催者)の権限と出来ることの詳細を徹底解説!
「ホワイトボード」で情報を分かりやすく共有
Zoomでは、ホワイトボードという機能があり、文字や図を使って分かりやすく参加者に伝えることができます。
無料でこの機能が使えるシステムはかなり珍しいです。
⇒Zoomのホワイトボードでメモの画面共有!使い方や共有できない時の確認ポイント
ココがおすすめ
有料版でさえホワイトボード機能がないシステムもあることを考えると、無料版なのに使えるZoomはビジネスに非常に有用なサービスであると言えるでしょう。
YouTubeと連携して配信
YouTubeと連携することで、Zoomで配信しながらYouTube Liveで配信することも可能です。
YouTubeとの連携に関しては下記の記事を参考にしてください。
⇒ZoomとYouTubeを連携させる方法を徹底解説!(Zoomを使ってYouTube Live配信も可能)
迷惑ユーザーをブロック
Zoomでは迷惑なユーザーをブロックすることもできます。
詳しいやり方については下記の記事を参考にしてください。
⇒Zoom迷惑ユーザーをブロックする手順を解説!ブロックはバレるのか?
チャットログの保存
Zoomでは、チャットのログを保存したり、確認したりすることができます。
チャットログの保存手順に関しては下記の記事を参考にしてください。
⇒Zoomでチャットログを保存する手順と確認する方法の詳細を解説!
チャットログの保存場所に関しては下記の記事が詳しいです。
⇒ZOOMのクラウド記録とローカル記録の保存先はどこ?詳細と注意点を解説!
会議の記録(録画)を残す
Zoomは無料版・有料版問わず、録画記録を残すことができます。
ただし、無料版はローカル記録しか残せないことに注意してください。
Zoomでミーティングを録画する手順に関しては下記の記事が詳しいです。
⇒Zoomでミーティングを録画する方法!有料・無料何が違う?
音声のみでの参加も可
Zoomはビデオ通話の印象が強いですが、実は音声だけチャットだけで参加することもできます。
音声だけ、チャットだけで参加する手順に関しては下記の記事を参考にしてください。
ZOOM Cloud Meetingsの使い方を解説!
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